アメリカ映画「シャザム2!~神々の怒り~」大コケ
最初に新海誠監督の「すずめの戸締まり」が中国でヒットし、144億円もの興行収入を記録したとの報道を取り上げます。続いて公開される「THE FIRST SLAM DUNK」は175億円の興行収入に達するだろうとの予測が出ているのだとか
「日本アニメはもう中国アニメに勝てない」などという記事を書いていたジャーナリストに「今どんな気持ちですか?」と訊いてみたいものです。しかし、以下引用するレコードチャイナの記事で気になるのが、「シャザム!~神々の怒り~」というアメリカ映画です。北米では公開と同時に興行成績ランク1位を獲得し、当たりを引いたわけですが中国では不評だったようです。日本でも公開された初週は興行成績7位に食い込んだものの、その後は10位以下に落ちてしまい興行収入も2億2千万円に終わりました
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中国ポータルサイトの騰訊網に16日、「日本のアニメ映画が再び中国本土への『侵入』を開始し、ハリウッドの大作が簡単に押しつぶされる」とする記事が掲載された。
記事はまず、中国本土の映画市場において、輸入映画には「二つの勢力」があり、一つはハリウッドのアクション、SF、スーパーヒーローなどの大作で、もう一つが2次元アニメを中心とした日本の低コスト映画だとした。
そして、日本の2次元アニメ映画が中国本土で安定的に上昇する勢いを見せているのに対し、ハリウッドの大作はずっと下降傾向にあるとした。
日本のアニメ映画については「口コミでも興行成績でも、非常に見るべきものがある」とし、3月24日に中国本土で一般公開された「すずめの戸締り」の興行収入がすでに7億4300万元(約144億8200万円)に達し、「国内の大手メディアの興収予想を上回っただけでなく、中国本土で一般公開された日本映画として歴代1位に躍り出た」とした。
一方、ハリウッドの大作については「口コミでも興行成績でも、満足とはほど遠い」と指摘。「アントマン&ワスプ:クアントマニア」の累計興行収入は2億8000万元(約54億5000万円)に届かず、「シャザム!~神々の怒り~」に至っては累計興収が4100万元(約7億9000万円)余りにとどまったことを取り上げた。
さらに、日本のアニメ映画については、20日から中国本土で公開される人気バスケットボール漫画「スラムダンク」が原作のアニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」の興収予想が9億元(約175億円)に達していることにも触れた。
そして、「今年、中国本土に輸入された日本のアニメ映画の数は例年をはるかに上回り、興行成績も非常に見るべきものがある。春節(旧正月)映画の上映が終了して以降、興行収入で最高の成績を収めたのは日本のアニメ映画だ。それに対し、国産映画とハリウッド大作の成績は平凡だ」とした。
記事はまず、中国本土の映画市場において、輸入映画には「二つの勢力」があり、一つはハリウッドのアクション、SF、スーパーヒーローなどの大作で、もう一つが2次元アニメを中心とした日本の低コスト映画だとした。
そして、日本の2次元アニメ映画が中国本土で安定的に上昇する勢いを見せているのに対し、ハリウッドの大作はずっと下降傾向にあるとした。
日本のアニメ映画については「口コミでも興行成績でも、非常に見るべきものがある」とし、3月24日に中国本土で一般公開された「すずめの戸締り」の興行収入がすでに7億4300万元(約144億8200万円)に達し、「国内の大手メディアの興収予想を上回っただけでなく、中国本土で一般公開された日本映画として歴代1位に躍り出た」とした。
一方、ハリウッドの大作については「口コミでも興行成績でも、満足とはほど遠い」と指摘。「アントマン&ワスプ:クアントマニア」の累計興行収入は2億8000万元(約54億5000万円)に届かず、「シャザム!~神々の怒り~」に至っては累計興収が4100万元(約7億9000万円)余りにとどまったことを取り上げた。
さらに、日本のアニメ映画については、20日から中国本土で公開される人気バスケットボール漫画「スラムダンク」が原作のアニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」の興収予想が9億元(約175億円)に達していることにも触れた。
そして、「今年、中国本土に輸入された日本のアニメ映画の数は例年をはるかに上回り、興行成績も非常に見るべきものがある。春節(旧正月)映画の上映が終了して以降、興行収入で最高の成績を収めたのは日本のアニメ映画だ。それに対し、国産映画とハリウッド大作の成績は平凡だ」とした。
(レコードチャイナの記事から引用)
「シャザム」はアメリカのヒーローコミックの主人公で、スーパーマンなどの超人の系列に属する存在です。アメリカでは人気があり、コミック、アニメーション、実写映画などが作られています。ただ、日本や中国では知名度も低く、スーパーマンやスパイダーマンほど知られた存在ではありません。ですから、映画がコケるのも無理からぬところです
ちなみに「見た目は大人、中身はこどものスーパーヒーロー」という設定で、そのギャップを楽しむストーリーになっています。彼には古代の魔術師から6人の神のパワー(S=ソロモンの知恵、H=ヘラクレスの剛力、A=アトラスのスタミナ、Z=ゼウスの万能、A=アキレスの勇気、M=マーキュリーの神速)を授けられているのですが、ドジっ子でおバカという役柄です
本編は2作目にあたり、1作目は2019年に公開されていますが興行収入7億2千万円と、ヒットと呼ぶには微妙な成績でした
映画『シャザム!~神々の怒り~』
シャザムはアニメ化もされているのですが、どう見ても「ドラゴンボール」以下の出来であり、ヒーローをヒーローらしく描けていないのが残念です
Shazam & Superman vs Black Adam | The Return of Black Adam
ただ力一杯ぶん殴るという、実にアメリカらしい単調な格闘シーンです。「ドラゴンボール」や「NARUTO」が格闘シーンにさまざまな工夫を凝らして作られているのに対し、なぜもこれほど単調なのか疑問です
アメコミ原作(マーベル・コミックも含む)の実写化やアニメ化に観客は飽きてしまい、もう限界なのではないかとの声が出るもの当然という気がします
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