成人式墨汁男　振り袖汚損１０件で起訴: 夾竹桃日記

2023年04月18日

成人式墨汁男　振り袖汚損１０件で起訴

性犯罪を犯行の形態によって分類するというのは一見、分かりやすいのですが、犯行の動機やそこへ至る力動の面では矛盾や食い違いが生じる場合があります

北九州市で成人式に参加する女性の振り袖に墨汁をかけ汚損させた平井英康被告の犯行も、説明するのがややこしい感があります

最初の報道を見た時は服装倒錯、女装愛好者による犯行だろうと考えたわけですが、そう単純には決めつけられないように思います

今年１月に福岡県北九州市で開かれた「二十歳の記念式典」の会場近くで女性２人の振り袖を墨汁のような液体で汚した罪で起訴されていた３３歳の男が、同様の被害８件についても関与した疑いが強まり、１７日までに追送検されました。

追送検されたのは北九州市若松区の会社員・平井英康被告（３３）です。

平井被告は今年１月８日、北九州市で開かれた「二十歳の記念式典」の会場近くで、２０歳と１９歳の女性あわせて２人の振り袖に墨汁のような黒い液体をかけたとして、器物損壊の罪で３月に起訴されました。

警察は、この２件以外に確認していた同様の被害８件について、これまでの捜査で平井被告が関与した疑いが強まったとして、１７日までに追送検しました。

１０件の被害総額は約２１３万円にのぼります。

警察の調べに対し、平井被告は１０件すべてについて容疑を認めていますが、追送検された３件目以降については「正直覚えていない」とも話しています。

また動機については、「振り袖に憧れがあったが、自分の成人式では着られなかった」「成人式できれいな振り袖を着て参加している女性を見て嫉妬心を覚えた」などと供述しているということです。

平井被告は犯行当日、黒い液体を容器に入れて持ち歩き、犯行直前にトイレ内の個室で黒い液体を容器から醤油差しに補充し、女性に対して黒い液体をかける、という行為を繰り返していた、ということです。

犯行に使われた醤油差しはすでに廃棄されていましたが、警察が捜査の過程で平井被告名義の軽自動車から複数の「醤油差し」と「黒い液体」を押収しています。

（テレビ西日本の記事から引用）

平井被告自身が「振り袖に憧れがあった」とか、「きれいな振り袖姿の女性に嫉妬した」と供述しているのですが、それが本心なのか気になるところです

警察の誘導もあり、平井被告が「そういうことにしておこう」と話をきれいにまとめた感も否めない気がします

服装倒錯者（女装愛好者）であったとして、わざわざ振り袖に墨汁を欠けて汚すような真似をするのか、自分は疑問に思うからです。あるいは振り袖を着た女性に嫉妬したから、墨汁をかけるという犯行に踏み切るものなのか？

似た犯行として、金魚の醤油差しに自分の精液を入れて電車の中で女性にかける行為があります。これは疑似性交であり、女性を凌辱する代替行為として精液をかけある種の満足感を得ようというものです

ただ、平井被告の場合は墨汁をかけていますので疑似性交としてやったとは考えにくいのですが、否定もできません。変態なら精液の替わりに墨汁で興奮するかも。あるいは墨汁を精液に見立て、振り袖姿の女性を蹂躙し凌辱する特殊な夢想を膨らませていた…という線も考えられなくはありません

ただ、平井被告にすればそんな変態的夢想を警察官相手にベラベラしゃべる気にはなれないので、無難な線で話をまとめたのかな、と

服装倒錯者が満員電車の中で、女性の衣服をカッターナイフで切るとか、髪の毛を切るなどという犯行は皆無ではないのでしょうが、滅多にないのでは？

刃物で衣服や毛髪を切るというのは女性の体を痛めつけ、凌辱しようという加虐嗜好の現れであり、服装倒錯とは相容れないように思えます

公判は平井被告の供述に沿って審議され、判決が下されるはずです。しかし、本当はどうだったのか、という疑問が残ります

（関連記事）

成人式墨汁男　懲役１年２月の実刑判決
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/500007451.html
成人式墨汁男　性同一性障害を強調？
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/499187576.html
成人式墨汁男　女装趣味の持ち主

セーラー服で女装露出の３７歳警部補逮捕

高校に侵入しセーラー服姿に　服装倒錯という症状

高校に侵入しセーラー服姿に　窃盗で逮捕の５５歳

女装で窃盗　逮捕されたプロゴルファー

４４歳教師　下着なしミニスカート姿で逮捕

相模原母親殺害　犯人は女装癖の息子