立憲小西議員「サル」発言で大顰蹙・更迭

国会のクイズ王と呼ばれた立憲民主党の参議院議員小西洋之が、憲法審査会について「憲法を真面目に議論しようとしたら毎週開催なんてできるわけがない。私は憲法学者だが、憲法学者でも毎週議論なんてできない。何も考えてない人たち、蛮族の行為、野蛮だ」とか、「サルのやること」などと罵詈雑言を吐いたとして騒ぎになりました。オフレコの記者会見で喋ったのを産経新聞やフジテレビ、NHKが「切り取って」報道したとだとか
しかし、先だっては荒井勝喜総理大臣秘書官がオフレコの記者会見で「(同性愛者は)僕も、見るのも嫌だな、と思うこともある。隣に住んでいるのも嫌だな、と思うこともある」と発言したのを切り取られ、更迭された件があります。この時、「辞任しろ」と吠えていたのが小西洋之議員でした。


「蛮族の行為」「サルがやること」小西洋之議員 発言に批判殺到もマスコミに取材拒否…高市氏への追及で上げた株も台無しに
https://jisin.jp/domestic/2191093/
「毎週開催は憲法のことなんか考えないサルがやることだよ」
週1回の開催が定着している衆院憲法審査会について、こう強弁したのは参院憲法審査会の野党筆頭幹事で立憲民主党の小西洋之議員(51)。これは3月29日に開かれた参院憲法審査会の幹事懇談会後、国会内で記者団に向けた発言だ。
報道によると、「憲法を真面目に議論しようとしたら毎週開催なんてできるわけがない。私は憲法学者だが、憲法学者でも毎週議論なんてできない。何も考えてない人たち、蛮族の行為、野蛮だ」「衆議院の憲法審査会は、誰かに書いてもらった原稿を読んでいるだけだ」とも述べたという。
憲法審査会を毎週開くことを“蛮族の行為”と痛烈に非難した小西氏だが、自らの発言が報じられるとネット上で批判が噴出する事態に。
《小西議員の「サル」「蛮族」発言はかなりヤバい。発言したのが自民党議員なら速攻でBBCとNYTにチクられて世界に拡散されるレベル》
《立憲は深刻に受け止めないとならない。「差別に対する私達のスタンスはこちらです」って表明になるからね》
《憲法審査会はサル並びに蛮族が行なっているのか。ところで「蛮族」とは何か? これこそ差別発言でなくてなんだ? 立民以外の議員は蛮族ということか。蛮族を選ぶ有権者もまた蛮族か》
多くの批判を受け、小西氏は同日に《衆院憲法審の毎週開催の「憲法を真剣に考えていないサルがやること、野蛮」などの発言ですが、オフレコで、特に「人にサルはいけないですね」と撤回していたものです》とTwitterで釈明。一方で《毎週開催は戦慄の害悪です》と綴っており、審査会の毎週開催に反対の姿勢を貫いた。
また、続くツイートでは、《当然、産経とフジテレビについては今後一切の取材を拒否します》と宣言。《放送法の解釈改変を始めすさまじい違憲、違法の数々の実態を全く報道せず、そうした異常な状況で「違憲の調査審議」という法的任務を無視し、濫用の危険の改憲案を推し進める衆院の毎週開催に警鐘を鳴らさない二社は報道機関ではない》と一蹴した。
(以下、略)


立憲民主党の泉代表も呆れ返り、「小西に厳重注意した」と会見の場で呼び捨てにするほど苦り切っていました。小西議員は「元総務省情報流通行政局衛星・地域放送課課長補佐を相手に喧嘩を売るとはいい度胸だな」とNHKなど相手取って法的手段に出ると示唆しているのですが、恥の上塗りでしょう。泉代表が小西議員の首根っこを抑えてでも止めさせないと、立憲民主党の評判がますます落ちます(まあ、すでに落ちているのですが)
国会の場で居眠りしている議員たちに比べれば、小西議員の「政府を追及してやる」との心意気は立派といえます
しかし、所構わず噛みつくようでは政党の政治家としては失格であり、誰もついてはきません。所詮は一匹狼です
彼の自信満々な態度はその経歴にも由来しており、徳島大学医学部を中退して東大に進み、旧郵政省に採用された後、コロンビア大学修士課程で公共政策を学び、帰国後は総務省のエリート官僚として勤務した実績からして、周囲がバカに見えて仕方がないのだと推測されます
ただ、それでは先日取り上げたところの、「16歳で東大に入った男」の視野狭窄な日本人批判と同じであり、自分の見方・自分の考えこそ一番正しく他は全部間違いと決めつける態度と同じです。政治家に信念は必要ですが、広くさまざまな意見にも耳を傾け異論を受け入れる度量の広さも求められます。小西議員は、「自分の考えが正しいのだから、他人の間違った意見に耳を貸す必要などない」と、己の正しさのみに執着し、異論を排除しているわけです。これでは与野党間の政策協議や意見の調整などできません

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