警視庁巡査部長 女児強姦で懲役4年4月判決

警視庁公安部の巡査部長だった小林徳之被告は非番の日、千葉県内で当時10歳の女児を強姦し、逮捕・起訴されていました
千葉地裁松戸支部で小林被告に懲役4年4月の実刑判決(求刑は懲役5年)を言い渡しています。「現職警察官としてあるまじき犯行」と書きたいところですが、警察官による犯罪も昨今では珍しくないのであり、「またやってるのか」と思ってしまいます
なお、犯行内容に比べて検察の求刑も懲役5年と生ぬるく感じる方もいるのでしょうが、小林被告側は損害賠償をして示談が成立しています
ただ、それでも被害者の保護者は小林被告を許せないと憤っており、検察はこうした諸々の事情も踏まえて懲役5年を求刑したものと推測します。示談が成立していなければ、懲役7年くらいは求刑したはずです


「まだ10年程度しか生きていない娘は、一生苦しみを背負わなければならない。できるなら一生刑務所から出ないでほしい」
公判では、被害女児の母親の意見陳述書を代理人がこう朗読していた。
3月20日、千葉地裁松戸支部は13歳未満の女児Aさんにわいせつな行為をしたとして、強制性交の罪に問われている小林徳之被告(39)に懲役4年4ヵ月の有罪判決を言い渡した。小林被告は警視庁公安部の元巡査部長。裁判長は判決理由について、次のように説明している。
「被告はエレベーター内で、女児の口をふさいで『殺すぞ』などと脅して暴行した。警察官として国民を守る立場にあり、強い非難に値する」
『FRIDAYデジタル』は昨年11月2日配信の記事で、このわいせつ事件について詳報している。再録して、元巡査部長の許されざる犯行を振り返りたい(内容は一部修正しています)ーー。
◆事件後も半年間通常の勤務
昨年10月31日、千葉県警は県内に住む13歳未満のAさんに性的暴行を加えたとして警視庁の元巡査部長・小林被告を逮捕した。事件はゴールデンウィーク中の5月4日午後3時半すぎに起きる。
「小林被告とAさんに面識はなかったようです。小林被告にとって、Aさんは好みのタイプだったのでしょう。路上で見かけ、Aさんの自宅まで後をつけました。その後Aさんの住む集合住宅内に侵入。エレベーターで『騒ぐな』などと脅し、屋外スペースで1時間近くにわたり性的暴行を加えたようです」(全国紙社会部記者)
Aさんは、その日のうちに母親とともに近くの交番へ被害届を提出。防犯カメラの映像やDNA鑑定などから、捜査線上に小林被告が浮上した。
「事件当日、小林被告は非番だったそうです。小林被告は勤続15年ほどで、仕事上では大きなトラブルはなかったとか。驚くのは、事件後も通常通り公安部に出勤していたことです。逮捕されるまで半年近くもですよ。調べに対し、小林被告は容疑を否認していました」(同前)
警察官が性的事件を起こした背景について、元神奈川県警の刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏はこう解説していた。
「小林被告は、仕事ができる優秀な人物だったのでしょう。警察内のエリート集団とよばれる、公安部に所属していたのですから。だた、屋外で性的犯行に及ぶなど通常は考えられません。他者の目を用心して、普通は無人の部屋などに連れ込むものです。大胆な犯行手口からして、余罪がある可能性があります」
千葉地裁松戸支部は、小林被告の行動を「通り魔同然の悪質な犯行」と断罪。警視庁は昨年12月に被告を懲戒免職処分としている。
(FRIDAYの記事から引用)


小林被告としては現職の警察官でもあり、何としても実刑は避けたかったのかもしれません。刑務所に服役した警察官が受刑者たちからどのように見られ、扱われるのか想像したら、損害賠償を支払って示談を結びたかったのでしょう。しかし、女児への強制性交罪ですから執行猶予がつく可能性はなく、実刑は確実です
そもそも服役したくなかったのであれば、女児を襲ったりしなければよいわけで。犯行に至った後になって、「刑務所には行きたくない」は通用しません。受刑者たちから思いっきり白い目で見られるはずです
上記の記事では「余罪がある可能性」に触れていますが、小林被告自ら余罪について自白したりはしないでしょう。現時点では小林被告のスマートフォンなど調べても、余罪につながるような写真やSNSのやり取りは見つからなかったと思われます
おそらく静岡刑務所か長野刑務所に服役するものと考えられます

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