三浦瑠麗の夫 業務上横領で逮捕

テレビで頻繁に見かけた国際政治学者と称する三浦瑠麗の夫で、太陽光発電事業を手掛ける会社の経営者三浦清志が業務上横領の疑いで逮捕されています

三浦容疑者は兵庫県神崎郡福崎町の約９万坪の土地に太陽光発電パネルを設置する事業計画を提唱し、不動産会社に出資させたものの事業化は進まず、刑事告発を受けていました

東京地検特捜部はきょう午前、太陽光発電事業に絡み刑事告訴されていた東京・千代田区の投資会社の代表を業務上横領容疑で逮捕しました。

東京地検特捜部に逮捕されたのは東京・千代田区の投資会社「トライベイ・キャピタル」の代表・三浦清志容疑者（43）です。

特捜部によりますと、三浦容疑者は2019年10月、会社の債務弁済などにあてる目的で預金を管理していた別の合同会社の口座のカネ合わせて4億2000万円をトライベイ社の口座に送金させた疑いが持たれています。

関係者によりますと、トライベイ社は兵庫県での太陽光発電事業に関連して、投資家から受けた出資を巡り、刑事告訴されていたということです。

トライベイ社をめぐっては今年1月、三浦容疑者の妻で政治評論家の三浦瑠麗さんが特捜部から夫の会社が家宅捜索を受けことを明らかにし、「私としては会社経営には関与しておらず、一切知り得ないことではございますが、捜査に全面的に協力する所存です」とコメントしていました。

三浦容疑者自身はきのう、JNNの取材に対し、疑惑について「お答えできない」と話しました。

しかし逮捕後、弁護士を通じ「再生可能エネルギープロジェクトの開発というリスクの高い業界にあって、当初予定された利益を生み出せなかった点について、反省すべき点はございますが、私は業務上横領にあたるような罪を犯したことは決してありません」と、無罪を主張するコメントを出しました。

（共同通信の記事から引用）

三浦夫妻が東京都心のマンションや軽井沢の別荘を所有し、優雅な暮らしをしていると知れ渡っていたため、これを機に叩く報道が出回るのかもしれません。それはともかく、いまどき太陽光発電で儲けるなど困難に思えるのであり、三浦夫妻は優雅な暮らしをするほど収入を得ていたのか疑問です。たしかに妻の方はテレビに出まくっていましたので、相応の収入はあったのでしょう。しかし、夫の方は事業計画が頓挫した状態であり、収益に結びついていたとは思えません

もともと福崎町に広大な土地を取得していたのは京都の会社であり、住民の同意が得られないまま太陽光発電事業は塩漬けになっていました。その土地に三浦容疑者が目をつけ、土地の譲渡を受けた上で太陽光発電事業を自ら手掛ける計画でした。が、地元ではこの事業に反対する声が根強いままで、事業への支持は広がらなかったとされます

本来なら三浦容疑者が福崎町に貼り付き、１軒１軒回って事業計画を説明し同意を得る必要があったと思います。が、東大卒で元外務官僚だった三浦容疑者にはそんな泥臭い営業活動はできなかったのでしょう

ちなみに三浦容疑者の主張の１つに、利用者が激減して経営の苦しいゴルフ場を利用して太陽光発電事業を展開する、というアイディアがあります。少子化と高齢化が進んでゴルフ人口は減少の一途ですから、そこに目をつけたわけです。が、これも机上の空論という気がします

東京地検特捜部が逮捕に踏み切ったからには、起訴して有罪に持ち込めると判断したはずです。さて、どうなりますか

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