仙台女子中学生刺傷事件 尾張裕之被告を起訴

事件の処理経過がどうなったかと気になっていたものを、検索して調べてみました
昨年7月、仙台市太白区で登校途中の女子中学生2人に包丁で斬りかかり、殺害しようとして殺人未遂容疑で逮捕された尾張裕之容疑者について、仙台地検は鑑定留置後に起訴しています。起訴は昨年11月です
逮捕時、尾張被告は「誰でもいいから殺して刑務所に入りたかった」と供述していました。ところが途中で、「(犯行については)覚えていない」と否認に転じたため、刑事責任能力の有無を調べるため鑑定留置にしていました


7月、仙台市太白区で男が女子中学生2人を刃物で切り付け大けがをさせた事件で、仙台地検は男を殺人未遂などの罪で起訴しました。
起訴されたのは太白区大塒町の無職、尾張裕之被告(44)です。
起訴状などによりますと尾張被告は7月7日、太白区の自宅近くの路上で登校中の女子中学生2人を包丁で切り付け殺害しようとした殺人未遂などの罪に問われています。
尾張被告は逮捕後の警察の調べに対し、事件について「覚えていない」と供述し容疑を否認していました。
仙台地検は、尾張被告の刑事責任能力を調べるため、8月から3か月間鑑定留置を行っていましたが、鑑定の結果、刑事責任に問えると判断したとみられます。
(東日本放送の記事から引用)


「刑務所に入る目的で女子中学生に切りつけた」と逮捕時に供述していたのに、なぜ事件について全面否認するようになったのか謎です
鑑定留置の結果、何がどう明らかになったのかは報じられていません。が、尾張被告の「(犯行については)覚えていない」とする主張が虚偽であり、故意に否認しているものと判断されたのでしょう。つまり薬物使用や精神障害による錯乱状態で犯行に及んだわけではなく、しっかりとした犯意を持って女子中学生に切りつけたものと考えられ、刑事責任を問うべきとの結論に達したわけです
殺人未遂事件扱いとなれば、相当長期の懲役刑が求刑されます。懲役10年くらいは求刑するかもしれません
今のところ尾張被告に前科があったかどうかは明らかになっていないものの、「刑務所に入りたかった」と口にしているところからすれば、服役歴があるのでは?

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