警察官発砲で死亡の自動車泥棒をかばうFLASH

今年1月、大阪府八尾市で盗難車を運転していた男が警察官の制止に従わなかったため、銃弾を受けて死亡する事件がありました
当ブログでは事件を報じた「FLASH」の記事が、あまりに自動車泥棒である石橋容疑者寄りの内容であったため、その違和感を書きました
そしてまた「FLASH」が石橋容疑者を擁護し、警察を批判する記事を掲載していますので取り上げます


警官に撃たれて死んだ「41歳男」無惨な遺体を見た友人が抱く疑問「殺してもいいと思ったのでは?」服役中の “誤診” 疑惑も
(前略)
発砲事件が起きたとき、石橋容疑者は無免許運転で、車内からは他人名義のクレジットカードなど十数枚や、白い粉が入った小袋、注射器などが押収されている。
「健太とは10代のころからのつき合いです。正直、かなりヤンチャでしたし、暴力団に所属していたこともあります。僕を含めて、ほかの人間が足を洗ったあとも、健太のヤンチャは収まらなかった」
こう話すのは、石橋容疑者の旧知の友人・Xさんだ。Xさんと石橋容疑者は2021年12月、5年ぶりに再会を果たした。それは、覚醒剤取締法違反で、石橋容疑者が5年の刑期を務めていたからだ。
服役していた徳島刑務所から出所した石橋容疑者を見て、Xさんはその様子に驚いたという。
「見た瞬間、健太の体に異常が起きているのがわかりました。首や脇、股関節のリンパがパンパンに腫れた状態だったんです。
健太自身は『刑務所内で寝汗をかくし、微熱が続くし、体にしこりもあった。つらくて所内での作業ができなくなり、刑務官と一緒に病院に行って検査してもらった。その検査結果をもとに刑務所内の医師に診てもらったら、がんではないと診断された』と話していました。
でも、そんなわけがない。我々はすぐに大阪府内の病院に連れていったんです」
下された診断は「悪性リンパ腫」。血液がんの一種だ。すでに病状はかなり進行しており、出所直後に石橋容疑者は末期がんとされる「ステージ4」の診断を受けた。
「大阪に戻ってから、仲間うちで治療費を集めて抗がん剤治療を進めていたんです。仲間で集まったときも、健太は『これからは地に足つけて頑張ります』と言っていたんですが……」
(中略)
発砲当時、健太が運転する車の前には信号待ちしていたトラックがあり、前後どちらにも車を動かせない状態だったそうです。そこに警察官2人が降りて、車の両側から拳銃を構えて発砲した。僕には最初から『健太を殺してもいい』というつもりで撃ったとしか思えません。
本来なら、1発めは威嚇射撃で、それでも従わない場合に2発めを発射するといいます。でも、健太は1発めから4発めまで連続で撃たれている。何のためらいもなく撃たれています」
健太の母親は『殺すことはないやろ。何発も撃つ必要があったんか』と言って、泣き崩れていました。目の前の警察官にもそう訴えていました」(Xさん)
大阪府警はこの発砲について「車を停車しないと撃つ、と警告したうえでの発砲だった」と発表している。だが、Xさんたちは弁護士と相談し、発砲事件の検証を大阪府警に求めることを検討している。


石橋容疑者の友人がその鬱憤を「FLASH」の記者に語っているわけですが、記者もまた石橋容疑者に感情移入しすぎでしょう
がん患者だから特別、というわけではなく、石破容疑者は反社会勢力の一員であり犯罪の嫌疑がかかる人物です。記事では「ヤンチャ」と表現されていますが、内容は犯罪行為であって軽視できるものではありません
午前中に取り上げた名古屋の老夫婦殺人事件でも被告は末期のがん患者でしたが、がん患者であろうと健常者であろうと、平等に法のさばきを受けるのが当然であり、特別扱いする理由はありません。石橋容疑者が己の体をいたわり、治療に専念していればこのような事態にはならずに済んだのであり、命を軽視したのは大阪府警の警察官ではなく石橋容疑者の方です
警察官の制止に従えば撃たれずに済んだものを、なぜ従おうとしなかったのか。自殺する意図でもあったのかと勘ぐりたくなります
挙げ句に警察や刑務所を逆恨みするなど、論外でしょう
「FLASH」は石橋容疑者を警察権力の犠牲者、受難者として祀り上げたいのかと問い質したくなります

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