愛西市殺人放火事件 妻殺害の夫を逮捕
強盗団の主犯格がフィリピンから送還となり逮捕されたと思ったら、今度は殺人放火事件です
愛知県愛西市で内縁関係にある妻を殺害し、住宅に火をつけた疑いで64歳の容疑者が逮捕されているのですが、内縁の妻の母親も遺体で発見されており、2人を殺害したのかどうかが問われます
7日、愛知県愛西市で住宅が放火されて全焼し、火元の家に住む80代の母親と50代の娘の2人と連絡がとれなくなっている事件で、放火の疑いで逮捕された娘の内縁の夫が、警察に対し、「内縁の妻は自分が殺害したが母親は火事の前からすでに亡くなっていた」などと説明していることが捜査関係者への取材でわかりました。現場からは身元のわからない2人の遺体が見つかっていて警察は遺体の身元の確認や死因の特定を進めるなどしていきさつを慎重に調べています。
7日未明、愛西市町方町で住宅2棟が全焼し火事の後、火元の家に住む80代の母親と50代の娘の2人と連絡がとれなくなっています。
娘の内縁の夫で同居していた無職の小塚勝也容疑者(64)が住宅に火をつけたことを認めたため警察に逮捕されましたが、その後の取材で小塚容疑者が警察に対し、「内縁の妻は自分が殺害したが母親は火事の前からすでに亡くなっていた」などと説明していることが捜査関係者への取材でわかりました。
現場からは身元のわからない2人の遺体が見つかっていて警察は遺体の身元の確認や死因の特定を進めるなどしていきさつを慎重に調べています。
(NHKの記事から引用)
内縁の妻との不仲が原因なのでしょうが、殺害するほどまで仲が悪いのであれば別れるという選択肢はなかったのでしょうか?
夫婦仲のことは外部から見ていても分からないのであり、当事者の言い分を確かめるしかありません。しかし、もう一方の当事者である妻は殺害されてしまっているため、妻の言い分を確かめるのは不可能です
熟年夫婦でも、「別れられるものならとっくに別れている」と口にする人もいます。事情・理由があって別れられないのか、あるいは喧嘩を繰り返しながらも相互に依存しあっているのか?この点については、小塚容疑者も内縁の妻も働いておらず、内縁の妻の母が受け取る年金を当てにして生活していた、と伝えられています。つまり、小塚容疑者は妻と別れてしまうと収入が途絶え、暮らしていけない事情があったわけです。それでも自分で働いて稼ぐという選択はなかったのでしょう
小塚容疑者は80代の母親が「すでに死んでいた」と主張しているのですが、警察は小塚容疑者が殺害したのではないかと疑い、調べるのでしょう。先に取り上げた仙台市での放火殺人でも、2人を焼死させていますので、死刑が求刑される可能性が大です
自宅のみならず、周辺の住宅にも延焼させ被害を及ぼすのですから、放火が厳しく罰せられるべきであるのは言うまでもありません
追記:小塚容疑者は内縁の妻の依頼を受けてこれを殺害したとして、嘱託殺人罪と非現住建造物等放火、死体損壊の罪で起訴されています。妻の母である80代の女性は放火事件の前に既に死亡していたと確認されていますが、死因ははっきりしません
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