対馬の仏像 控訴審で日本側に所有権認める判決
韓国人の窃盗団が対馬の寺から観音像を盗み出し、売却して金に替えようとしたものの逮捕される事件がありました。仏像を所有していた対馬市の観音寺が観音像の返却を求めたのに対し、韓国の浮石寺が「この仏像は元々我が寺にあったもので、倭寇によって盗まれた。よって、所有権は浮石寺にある」と主張したため裁判で争っていました
1審では浮石寺に所有権があると認める判決が下されていました。が、倭寇によって持ち出されたと現住職が主張しているだけであって、文献記録などの根拠はなく、ただ「元々韓国の文化財なのだから日本に引き渡す必要はない」との韓国世論に迎合した判決です
控訴審では一転して、日本の観音寺に所有権を認める判決となりました
2022年6月の控訴審の模様を伝える記事と、本日の控訴審判決を伝える記事の2つを貼ります
2012年に長崎県対馬市の観音寺から盗まれた仏像「 観世音菩薩坐像 」を保管する韓国政府に対し、韓国の 浮石寺が所有権などを求めた控訴審の弁論が15日、大田高裁であった。
観音寺の田中 節竜住職(46)が渡韓して韓国政府側の補助参加人として初めて出廷し、所有権を訴えた。
仏像は県指定の有形文化財。韓国人窃盗団を韓国警察が逮捕後、韓国政府が保管している。浮石寺は「仏像は14世紀に 倭寇によって略奪された」と主張し、韓国政府を提訴。17年の1審・大田地裁判決は浮石寺の主張を認め、韓国政府が控訴していた。
田中住職は弁論で「1953年の宗教法人の成立以降、善意で平穏に占有してきた」として、物を善意で長期間公然と占有した場合に日本と韓国の民法で認める所有権の「取得時効」が成立すると主張した。「盗難され、不法に韓国内に持ち込まれたという事件の本質に立ち返るべきだ」と語った。
(読売新聞の記事から引用)
2012年に長崎県対馬市の観音寺から韓国人窃盗団に盗まれた県指定有形文化財の「観世音菩薩坐像(かんぜおんぼさつざぞう)」を保管する韓国政府に対し、韓国の浮石(プソク)寺が所有権を主張して引き渡しを求めた訴訟の控訴審で、大田高裁は1日、浮石寺の所有権を認めた1審判決を取り消し、原告の請求を棄却する判決を下した。
(読売新聞の記事から引用)
判決を下した裁判官を、「親日派だ。罷免しろ」とデモが行われるのかもしれません。韓国では法律より国民情緒(国民感情)が優先され、裁判結果まで左右されます
前回も書きましたが、李氏朝鮮の時代は朝鮮儒教が重んじられ、仏教が迫害されていました。そのため、寺は人里離れた山に追いやられたのが事実であり、廃仏運動もあって寺は荒らされ仏像が日本へ流出したものと考えられています。日本に渡ってきた経緯は明らかではないものの、対馬の寺で大切も祀られ信仰を集めた観音像ですから、観音寺に戻されるのが妥当な判断です。そもそも観音寺から盗み出されたわけで
これに口を挟み、所有権を主張し、国民感情を刺激して横取りしようとする浮石寺の所業に、観音様も眉をひそめたのではないでしょうか?
ただし、控訴審判決を浮石寺が受け入れるとは限らず、まだ悶着がありそうな気もします。新たに訴訟を起こすとか
観音像は現在、韓国政府が保管していると思われますので、日本への引き渡しは実現しそうですが、どうなりますやら
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