上田美由紀死刑囚 食べ物詰まり死亡
鳥取の女性スナック従業員と付き合いのあった男性が次々と不審な死を遂げた事件で、2人を殺害したとして起訴され、死刑判決が確定していた上田美由紀死刑囚が広島拘置所内で食事を喉につまらせ死亡したと報じられています
この事件では少なくとも男性5人が不審な死を遂げていたわけですが、立件できたのは2人の殺害に留まりました
同じ時期に関東では木嶋早苗による連続殺人があり、東西の女性による連続殺人として話題になっていました。この2人の共通点は太っているところにあります。そのため、太った女はモテるという風評が広がり、某週刊誌には以下のような7つの法則?が挙げられました
法則1 ブスなら太れ
法則2 かわいいデブより「パグ」顔のデブ
法則3 空腹の男はデブの女を選ぶ
法則4 不景気なときほどデブがモテる
法則5 目立ちたいなら太れ
法則6 だらしない女に男は弱い
法則7 デブは安心と信頼のブランド
鳥取県で2009年に起きた連続不審死事件で、男性2人に対する強盗殺人などの罪で死刑が確定した元スナック従業員・上田美由紀死刑囚(49)が14日、収容先の広島拘置所で死亡した。法務省が15日に発表した。食べ物を詰まらせたことによる窒息死とみられるという。
法務省や広島拘置所によると、上田死刑囚は14日午後4時20分ごろ、自室で夕食中にむせて倒れた。音に気づいた職員がすぐに駆けつけ、口の中の食べ物を取り除くなどしたが、意識を失っていた。約15分後に到着した救急車で外部の病院に搬送され、同日午後6時57分に死亡が確認された。死因は窒息だった。
上田死刑囚は今月10日にも昼食中に意識を失って救急搬送されたが、検査で明らかな異常はなく、拘置所に戻った。職員らはその後、注意して様子を見ていたが、自ら購入したピーナツやキャラメルといった硬い物も食べており、「咀嚼(そしゃく)できる状態」と判断して食事の内容は変更しなかったという。
広島拘置所は「対応に問題はなかったが、亡くなったのは残念。今後も最善の策をとっていきたい」としている。
(朝日新聞の記事から引用)
本来死刑囚は刑の執行によってその生命を絶たれるのが筋です。しかし、昨年末も死刑の執行はなく、死刑囚は増え続けるとともに高齢化しているのが現状です
昨年は法務大臣が「死刑の執行指揮書にハンコを推すだけの仕事」などとバカな発言をし、世間の顰蹙を買いました。その結果、本来12月末に執行される予定の死刑を見送らざるを得なかった、と推測されます。法務省の幹部たちは、「あのバカ大臣が…」と怒り心頭だったはずです
上田死刑囚の死亡はやむを得ない事情があったのかもしれませんが、それでも執行前の事故死や自殺は阻止するのが拘置所の責任です
以前にも当ブログで取り上げたように、昨年6月8日と8月26日に神戸拘置所で収容中の男性被告が自殺する件がありました
そして年明けの1月9日にもまた神戸拘置所で自殺があったと報じられています。1年以内に3件の自殺を許したのであり、神戸拘置所の勤務体制や職員に問題があるのではないか、と思わざるを得ません
9日、神戸市の神戸拘置所内で、刑事事件の40代の被告が首をつった状態で見つかり、その後、死亡が確認されました。
拘置所は、被告が自殺を図ったとしていて、「再発防止に努めたい」としています。
神戸拘置所によりますと、9日午後10時半ごろ、個室に収容されていた40代の男性の被告が、室内にある洗面台の蛇口に引っかけたタオルで首をつった状態で見つかったということです。
被告は病院に搬送され、治療を受けましたが、10日夜7時前に死亡が確認されました。
拘置所では、ふだん、20分に1回、職員が見回りをしており、発見されるおよそ15分前の見回りの際、被告は布団で横になっていて、変わった様子はなかったということです。
タオルは手や顔をふくために使うことが認められていて、神戸拘置所は、被告が自殺を図ったとしています。
神戸拘置所の倉田克己所長は、「遺憾で、問題点を詳細に調査したうえで適切に対処し、再発防止に努めたい」とコメントしています。
(NHKの記事から引用)
自殺要注意者の指定をしていなかったのか、気になるところです。が、1年以内に3件もの自殺を許しておきながら「再発防止に務めたい」とのコメントはあまりに紋切り型にすぎます。当然、法務省矯正局が監査に入り、職員の勤務に懈怠はないのか徹底的に調べるはずです
勤務上の懈怠がなかったとしても当日の勤務者と監督者は自殺を防げなかったとして責任を問われ、勤務評定は減点となり、ボーナス(勤勉手当)は減額されます
拘置所内で自殺があれば勾留されている他の被告人にもすぐに伝わりますし、精神的な動揺を招く懸念もあります。その結果、新たに自殺を図ろうとする者が出てくるのであり、連鎖する理由はそこにあるものと推測されます
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