白金高輪駅硫酸男 花森被告に懲役6年求刑
大学時代の後輩である会社員に硫酸をかけ、傷害罪で起訴されている花森弘卓被告に対し、検察は懲役6年を求刑しています。被害者にはやけどの後遺症が残り、とても完治しているとはいえない状態にあるわけで、懲役6年の求刑は軽すぎるのではないかと思ってしまいます
花森被告は硫酸が重いやけどを引き起こす劇薬だったとは知らなかったと述べているのですが、理系の大学生だった彼が知らなかったとは思えません。もし知らなかったとすれば、自分の興味・関心のない情報・知識にはとことん無頓着な人物だったと考えるほかないでしょう
東京メトロ・白金高輪駅で大学時代の後輩に硫酸をかけて重傷を負わせた罪などに問われている26歳の男に対し、検察側は懲役6年を求刑しました。
静岡市の大学生・花森弘卓被告(26)は2021年8月、東京・港区の白金高輪駅のエスカレーターで、大学の後輩だった会社員の男性(当時22)に硫酸をかけて顔に重いやけどを負わせた罪などに問われています。
去年9月に開かれた初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めていた花森被告。
検察側は冒頭陳述で、花森被告と被害者の男性が琉球大学のサークルの同期で、花森被告は年上だったものの仲間から「いじられキャラ」として認識されていたことや大学生活を送る中でトラブルがあったことなどを指摘。その後、大学を退学し、地元の静岡に戻った花森被告が「被害者の男性らが自宅を放火するのではないかと思い込むようになった」「インターネットで硫酸を購入した後、被害者を会社の前で数時間待ち伏せし、尾行して犯行に及んだ」と述べました。
去年10月に行われた被告人質問で花森被告は、男性に硫酸をかけた時のことを問われると「二度と関わらないで欲しいという警告の思いだった」と説明し、硫酸を使った理由については「単純に不快感を与えるためにいいと思った」などと話していました。
(TBSニュースの記事から引用)
弁護人は被害者に慰謝料を支払っているので、執行猶予付き判決が相当だと主張しています。被害者との間に完全に示談が成立しているのではなく、治療費の一部として金を渡したと考えられます。当然ながら花森被告が考える慰謝料と被害者が要求する慰謝料の額には大きな開きがあるわけで、今後の交渉次第でしょう
さらに言うなら、弁護人が「このままでは実刑判決になるので、被害者に慰謝料を支払う必要がある」と花森被告を説得し、支払いに漕ぎ着けたのでしょう。花森被告自身、現在でも「自分こそが後輩から嫌がらせを受けた被害者」だと思い込んでおり、慰謝料を支払う必要など考えてもいなかったはずです
さて、この事件は(後輩に嫌がらせをしている自分)⇔(後輩から嫌がらせを受けている自分)が鏡に映した像のように入れ替わって花森被告に認知されているのであり、本人自身がその入れ替わりに気づいていないというのが厄介なところです
現在は後輩への執着が強く現れていますが、今後は近所でのちょっとした音から、「自分は監視されている」とか、「誰かが自分の命を狙っている」などの被害妄想に取り憑かれ、近隣の住民に暴行を加えるような事件を起こす可能性も考えられます
なので、刑務所に服役させた後、精神科の病院で入院治療が必要になると思われます
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