平塚両親殺害 嘉朗容疑者のSNSは嘘だらけ

両親を殺害した上で遺体を遺棄した容疑がかかる新谷嘉朗容疑者(59)について、文春オンラインが取り上げています
中でも嘉朗容疑者のSNSは記載されている内容が支離滅裂だったり、虚偽だったりと、相当に問題のある人物らしいと指摘しています
その虚偽の混じるSNSで、嘉朗容疑者は長年精神科に通院していたとほのめかしているのですが、本当なのでしょうか?


《平塚・夫婦絞殺事件》両親の首を絞め、顔が炭になるまで焼いた…猟奇的犯行に及んだ長男(50)が抱いていた「被害妄想」と「ブラジル愛」
老夫婦の顔は炭化するまで燃やされ…
「2人の遺体には首を絞められた痕があり、死因は首を圧迫されたことによる窒息死だったことがわかっています。夫妻の顔は燃やされており、発見時は炭化していたといいます。少し火をつけたというレベルではなく、被害者の顔を見たくないという犯人による強烈な怨嗟を感じました」(神奈川県警担当記者)
遺体が見つかる少し前に、自宅を出ていた長男の新谷嘉朗容疑者(50)の身柄を警察は翌14日に浜松市内で確保。平塚署に連行し、両親の遺体を自宅に放置した死体遺棄容疑で緊急逮捕した。そして1月4日には、清子さんに対する殺人容疑で再逮捕。嘉朗容疑者は取り調べに「遺棄はしていない」「(母親の殺人容疑は)否定します」と供述しているという。
50歳の息子が高齢の親を絞殺し、顔に火までつけていた今回の事件。一体、どのような家庭だったのだろうか。
「新谷さんはもう40年くらい住んでいましてね。哲男さんはとても優秀で一流大学を出て、自分で会社をやっていたんですよ。清子さんもとても物腰の柔らかい方でね。息子さんとは挨拶を交わす程度の付き合いでしたが、向こうから話しかけてくれるような人当たりのいい人という印象です。まさかこんな事件が起きるような家庭じゃないと思っていましたが……」
(中略)
「世界の中心サンパウロ」への憧れ
〈単に「良い大学に行って、良い会社に入って」というステレオタイプを当然のことだと考え、母親は当時は「まさか、私の子供が大学にいかないとは思ってもみなかった」と何度も漏らしていた。(略)父親に至っては事業が忙しいので息子の教育は母に任せるの一点張り〉(2021年11月15日、嘉朗容疑者のフェイスブックより)
〈幼少の頃から過ごした街が一番、心の安らぐ場所とは限らない。当然のことだ。新たな舞台、すなわち世界の中心であるSão Pauloと、祖国でやり残したことを成すことができる街、Tokyo。このあと、この二つの都市を中心に活動することができれば私の人生に活路を見出すことができるだろう〉(2022年8月27日、同)
嘉朗容疑者のフェイスブックには、支離滅裂な内容も多く含まれ、長年、精神科に通ってきたことも書かれている。膨大な投稿からは、学業、仕事、恋愛などうまくいかない人生の原因がすべて両親にあるという被害妄想がうかがえる。しかし、哲男さんと長年の付き合いがある知人男性は言う。
(以下、略)


両親の遺体の顔を黒焦げになるまで焼くというのは相当にレアなケースでしょう。警察・検察はいずれ鑑定留置を請求して精神鑑定を実施し、刑事責任能力の有無を確かめるはずです。もちろん、精神科通院歴が事実かどうか、調べるはずです
過去には両親を殺害した息子が精神障害のため、刑事責任を問えないとして不起訴になった例がいくつもあります(その場合、無罪放免で野放しにするのではなく、都道府県知事に申請して措置入院にします)
ニュースサイトのコメント欄には「不起訴」と聞いて、「人を殺した者を不起訴にして野放しにするのか。とんでもない」との意見が書き込まれるわけですが、それは刑事裁判の実務を知らない人の意見です
さて、本件で嘉朗容疑者は本当に精神科に通院していたのか、どのような診断を受けていたのか、投薬を受けていたとしても定期的に向精神薬などきちんと服用していたのかが問題になります。通院していたとしても、薬をほとんど服用していない患者さんも結構いるわけで
文春オンラインの記事を読む限り、嘉朗容疑者がきちんと診察を受けるため通院していたようには思えませんし、薬を服用していたとも考えられません。両親と医師が結託し、不必要な薬を自分に飲ませているのではないか、と猜疑心を抱き反発しそうな人物です
さらに、治療を受ければいずれ自分が就労しなければならないのであり、嘉朗容疑者は治療を積極的に受けたりはしなかったものと推測します
検察は起訴する気であっても、精神鑑定の結果に左右されるはずです
追記:逮捕から半年以上経過し、鑑定留置も終わったものと思われますが新谷容疑者が起訴されたとの報道はありません。何らかの精神障害が認められ、刑事責任を問えないと判断して不起訴にしたのでしょうか?

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