女子高生に放尿 千葉の元教師が公判で起訴内容を認める
昨年８月、路上で女子高生に放尿したり、コンビニエンスストアの女性店員に下半身を露出するなどして逮捕、起訴されていた千葉県立袖ヶ浦高校の教師だった男性被告ですが、千葉県教育委員会から懲戒免職処分を受けています
上記のように尿をかける迷惑行為を繰り返していたわけですが、なぜか千葉地検は３件の容疑について不起訴としています
県迷惑防止条例違反事件だけなら略式起訴して罰金刑で決着もあるのでしょうが、正式に公判請求して起訴するに至っており、何かちぐはぐな感じがします
取り上げるのが遅くなりましたが、昨年１２月の記事を貼っておきます
千葉地検は１４日、女子高生に尿をかけたなどとして、暴行容疑などで送検された県立袖ケ浦高校の元教諭、八木朋浩被告（３２）＝暴行罪などで公判中＝を不起訴処分とした。地検は理由を明らかにしていない。
被告は千葉市中央区のコンビニで店員の女性に下着を露出したり、同市若葉区の路上で女子高生に尿をかけたりしたとして、８月に県迷惑防止条例違反と暴行の疑いで逮捕された。別の暴行事件に関与した疑いでも送検されたが、地検はこの３件を不起訴処分とした。
被告は同区の路上で２０代の女性に陰部を露出し、尿をかけたとして、公然わいせつと暴行の罪で起訴されており、１１月の初公判で起訴内容を認めた。県教委は被告を懲戒免職処分としている。
（千葉日報の記事から引用）
八木被告が精神異常で罪に問えないのであれば、すべての事件は不起訴で処理するでしょう。３件は不起訴処分で１件（成人女性に対する陰部露出と放尿）だけ起訴され公判に至ったのは、おそらく他の３件は示談が成立して被害届が取り下げられたので不起訴とし、示談が成立しなかった１件だけが公判に至った…と推測します
それだけ被害者女性の怒りが強く、八木被告との示談を望まず厳重に罰するよう求めたのでしょう
被害者の気持ちもありますので、弁護士を介して一方的に「微罪だから迷惑料として数万円仕払い示談に」とはいかないものと思われます
おそらく今回の起訴は初犯のはずですから、いきなり実刑判決にはならず罰金刑か執行猶予付きの有罪判決だと考えられますが、公開の法廷で被告席に立たされた八木被告は自分の所業を恥じたはずです
いかなる経緯があってこのようなハレンチかつ迷惑な行為を繰り返したのかは不明ですが、まだ３２歳ですからやり直しのできる年齢です
しっかり治療を受け、繰り返さないように肝に銘じて再出発してもらいたいものです
追記：千葉地裁は八木被告に対し懲役１年、執行猶予３年（求刑懲役１年）の判決を言い渡しています。すでに懲戒免職という社会的制裁を受けていることに鑑み、執行猶予付きの判決にしたのでしょう
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