50万円で夫を殺害依頼 妻に懲役10年判決
先日書いたように、日本での殺人事件の約半分は家族間で起きています。中でも夫婦間の殺人は2割に達するのだとか
この数字を異常と受け取るかどうか、判断が分かれるところです。欧米のように離婚率の高いところは、夫婦間の殺人事件が生じる割合が低いのかもしれず、離婚のハードルが高い日本だからこそ夫婦間の殺人が多いとも考えられます
さて、本日は夫の殺害を50万円の報酬で依頼した妻の事件です。高額報酬を謳うSNSの闇バイトの中には、こうした依頼もあるのでしょう
幸いなことに夫は重傷を追ったものの命はとりとめました。これがもし夫が死亡したのであれば、妻には懲役20年以上の刑を科せられたでしょう
幸いなことに夫は重傷を追ったものの命はとりとめました。これがもし夫が死亡したのであれば、妻には懲役20年以上の刑を科せられたでしょう
去年、東京・足立区の住宅で男性が刃物で刺されて大けがをした事件で、殺害をSNSで依頼したとして殺人未遂の罪に問われた男性の妻に、東京地方裁判所は無罪の主張を退け、懲役10年の判決を言い渡しました。
去年8月、足立区のアパートで、会社員の男性が刃物で刺され大けがをした事件では、男性の妻の瀧田深雪被告(45)がSNSで第三者に夫の殺害を依頼したとして殺人未遂の罪に問われました。
被告は「殺害依頼などしていない」と無罪を主張していました。
31日の判決で東京地方裁判所の坂田威一郎裁判長は「被告から報酬50万円で夫を殺害してほしいとSNSで依頼されたなどとする共犯者の証言は具体的で信用できる。犯行は被告による殺人依頼や協力抜きには考えられない」と認定しました。
そのうえで、「インターネットやSNSで面識のない第三者に殺害を依頼するという計画的な犯行だ。借金が発覚して夫に家計を管理され、自由に使える金が少なくなったことに不満を持ったという動機は身勝手で短絡的だ」と指摘して懲役10年を言い渡しました。
瀧田被告とともに男性を殺害しようとしたとして殺人未遂の罪で起訴された2人の男の被告のうち、1人は懲役8年の実刑が確定し、もう1人は裁判がまだ始まっていません。
(NHKの記事から引用)
深雪被告はパチスロに狂い、1000万円もの借金をしているのが夫にバレてしまい、以降は夫が家計を管理するようになったのだとか。自由にお金を使えず、パチスロもできない深雪被告がSNSで復讐代行を請け負うと称する男と連絡を取り合うようになり、共謀して殺害計画を進めたと判決では認定しています
実行犯は3人で22歳の男が2人と、犯行時19歳だった少年が1人です。逮捕された実行犯たちが深雪被告から殺害を持ちかけられたと白状しており、言い逃れは効きません。深雪被告も自身のスマートフォンで実行犯とやりとりしており、警察に証拠を掴まれてしまっています
それにしても50万円で殺人を請け負うとは驚きです。捕まらない自信があったのでしょうか?
犯行現場となったアパート周辺の防犯カメラの映像から、実行犯3人が割り出され逮捕されています。東京都内はいまや防犯カメラだらけであり、犯罪者の思うようにはなりません
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