韓国映画が秀吉朝鮮出兵描くも「?」

豊臣秀吉による朝鮮出兵は文禄・慶長の役と呼ばれ、歴史の授業では必ず登場します。詳細はともかく、おおよそのところは日本人なら皆知っているところでしょう
しかし、これが韓国によって映画化されると歴史など無視したエンターティメントとなり、「朝鮮の大勝利」として描かれます。日本の武将たちが朝鮮半島から引き上げたのは朝鮮軍に敗れたからではなく、秀吉の死去によるものです。多くの武将たちは秀吉の命令によって仕方なく出兵したのであり、何のメリットもない戦いでした。しかし、韓国では李舜臣将軍率いる朝鮮水軍が秀吉軍を打ち破り、追い返したという話になっており、これまでに何度も映画やドラマになっています
そしてまたもや李舜臣将軍を描いた映画「ハンサン」が日本でも来年3月に公開されると報じられています
以前に韓国で大ヒットとなった映画「鳴梁」も、歴史的な事実を無視して水軍を率いた李舜臣将軍を英雄として称賛する内容で、今回の「ハンサン」も同様でしょう


天下統一を成し遂げた豊臣秀吉が、次の狙いを大陸の明国に定め、侵攻の足がかりとして朝鮮半島に出兵した文禄・慶長の役。その戦の中でも日本と朝鮮、両軍の大きな分岐点となった閑山島海戦を描いた韓国映画が、『ハンサン ―龍の出現―』の邦題で、来年(2023年)3月17日より東京・シネマート新宿ほか全国で順次公開されることが決定した。
壮絶な海上決戦を迎えたパク・ヘイル演じるイ・スンシン(李舜臣)と、ピョン・ヨハン演じる脇坂安治(わきざか・やすはる)、両軍の名将2人が対峙する、規格外の歴史スペクタクル超大作。日本版ポスタービジュアルには、「義に死ぬか、不義に生きるか」というコピーが添えられている。
イ・スンシンは朝鮮水軍の将軍として日本の大軍から国を守り抜いた英雄。対する脇坂は、秀吉に仕え、加藤清正らとともに「賤ヶ岳の七本槍」に名を連ねた武勇の持ち主だ。お互いの実力を認める武将たちが、自軍内の政治的な駆け引きに翻ろうされながらも、ついに決戦のときを迎える。
イ・スンシンを演じるパク・ヘイルは、パク・チャヌク監督最新作『別れる決心』でも主演を務め、映画を中心に活躍。脇坂役のピョン・ヨハンは、ドラマ『ミスター・サンシャイン』でイ・ビョンホンの恋敵を演じ、日本映画『太陽は動かない』にも出演するなど、活躍の場を広げている。本作では「第43回青龍映画賞」と「第58回大鍾賞映画祭」で助演男優賞を受賞した。
さらにアン・ソンギ、日韓で絶大な人気を誇るアイドルグループ・2PMのメンバーとしても活躍するオク・テギョン、『エクストリーム・ジョブ』のコンミョンらが出演している。
監督は、『神弓-KAMIYUMI-』『バトル・オーシャン 海上決戦』のキム・ハンミン。伝説として語り継がれる朝鮮の装甲艦「亀船」や、天守閣が船に乗ったような日本の旗艦「安宅船」など、当時の軍艦の姿をよみがえらせ、圧倒的なスケールで戦国時代の熾烈な海上バトルを見事に作り上げた。特に数では劣る朝鮮水軍が繰り出す“鶴翼の陣”と、それを突き破ろうとする日本水軍の“魚鱗の陣”がぶつかり合うクライマックスは大迫力。「第31回釜日映画賞」では最優秀監督賞と美術・技術賞を受賞している。
(ORICON NEWSの時期から引用)

映画「ハンサン」
脇坂安治は記事にもあるように「賤ヶ岳の七本槍」として武名を挙げた猛将ですが、基本的に陸上での戦闘の専門家であり、海上での戦いを熟知していた人物ではありません。この戦いは秀吉から朝鮮水軍を討つよう命じられた脇坂が独断専行(つまり抜け駆け)で突っ込み、敗北を喫したものです。が、脇坂軍は1500人ほどの兵力であって決して大軍というわけではありません。映画では随分と多くの船を率いていたように描かれていますが、嘘です
李舜臣自身、自分の手柄を誇大に見積もり脇坂軍を1万の大軍とした上で、大船36隻に中船24隻、小船13隻の大艦隊と表現、そのうち63隻を沈める手柄を挙げたと報告しています。これは盛りすぎです。が、韓国では史実として扱われ「大勝利」なのです
上記の記事ではこの海戦を「文禄・慶長の役の転回点」と表現していますが、これも嘘です。数ある戦いの1つにすぎません
また、映画では朝鮮水軍の亀甲船が登場し活躍するわけですが、これも嘘です。最近になって亀甲船が復元されたのですが、横波を受けて転覆してしまい、海での戦いに使えたとは思えない出来栄えでした。おそらく当時も実戦には参加しなかったのでしょう
韓国側はこの亀甲船(鉄板を船体に貼って防御を固めた船)を最強と自慢し、日本軍が弓や槍で攻めてもびくともしなかったと見てきたかのように自慢します。しかし、当時の日本は世界でも有数の鉄砲所有国だったわけで、弓矢だけで戦っていたわけではありません
なお、李舜臣が水軍を率いて奮戦したのは事実でしょうが、水軍が地上軍と連携して秀吉軍を叩くといった作戦行動はできなかったのであり、軍略の欠如は明らかです(朝鮮軍内部の対立、意志の不統一などが原因)
さらの脇坂安治は閑山島海戦で敗れはしたものの、その後も朝鮮での戦いを続け軍功によって秀吉から3千石の加増を受けています。他方で李舜臣は戦死しており、どちらが勝者であるかは明らかでしょう
このように、史実を無視したファンタジー映画を作り、偽りの勝利に酔って快哉を叫ぶというのはいかがなものか、と言いたくなります

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