苫小牧で暴走運転 桜庭豊被告は殺意を否認

2021年6月、北海道苫小牧市内で運転する車を故意に他の車にぶつけたり、自転車で走行していた男性を跳ね飛ばすといった暴走運転を繰り返した容疑で逮捕された桜庭豊被告の公判が始まりました
暴走運転の様子は以下の動画をご覧ください。これで死者や重傷者が出なかったのは不幸中の幸いであり、とんでもない暴挙です
にも関わらず、桜庭豊被告は公判で「殺意はなかった」と、殺人未遂罪は成立しないと主張しています
結果として死人が出なかっただけであり、運転していた桜庭被告が他人の生命などどうでもよいとばかりに車を走らせていたのは明白であり、厳重に罰するべきでしょう

北海道苫小牧市の車暴走事件の一部始終

去年6月、苫小牧市で男性を車ではねて殺そうとした殺人未遂などの罪に問われている男の裁判員裁判が始まり、男は殺意について否認しました。
起訴状などによりますと、苫小牧市の桜庭豊被告33歳は、去年6月、運転していた車を自転車に乗っていた60代の男性に衝突させてボンネットに跳ね上げたまま走行し殺そうとした罪に問われています。このほか50代の女性が運転する車の前で急ブレーキをかけて停止させるなどのあおり運転をしたほか、自分の車を何度も衝突させてけがを負わせた罪にも問われています。28日、札幌地裁で始まった裁判員裁判で桜庭被告はあおり運転と傷害の起訴内容は認めたものの、殺人未遂については「殺意は無かった。はねるつもりもなかった」と否認しました。検察側は桜庭被告はスマホで撮影されていたことなどに憤慨したとする一方で、弁護側は桜庭被告には精神障害があり自分の行動を制御する能力が低下していたと主張しています。
(HTB北海道ニュースの記事から引用)


事の起こりは苫小牧市内の片側2車線の道路で、桜庭豊の運転する軽自動車(アルトワークス)が、被害者の女性が運転する自動車の前に無理な割り込みをしたためであり、被害者女性は危険を感じクラクションを鳴らしたところで桜庭豊が激高。執拗に被害者女性の車を追いかけ、後ろから何度もぶつけます
その様子を携帯電話で撮影していた男性(自転車)に気づくや、その男性めがけて車を突っ込ませてなぎ倒しています。さらに車から降りた桜庭豊が男性に殴りかかろうとしているところを周囲にいた人たちが協力して取り押さえ、警察に通報したというのが経緯です
桜庭被告は32歳で無職です。働かず、時折パチンコに出かけていたようです。運転していた車は購入代金を支払わず、踏み倒した状態だと言いますから、まともな人間ではありません
桜庭被告の生活は同居している母親が見ていたようですが、弁護人の主張するところの精神障害がどの程度であるかは不明です。公判の中で明らかにされるとは思いますが、起訴前に精神鑑定を実施したはずであり、刑事責任能力に問題はないとの鑑定結果が出て起訴しているのであり、精神障害が言い訳にはなりません。そもそもあれほど危険な運転をするなら運転免許を与えるのは大間違いです
あおり運転と傷害、殺人未遂で懲役10年くらいは科してもらいたいとことです
追記:札幌地裁は桜庭被告の殺意を認定した上で懲役6年(求刑は懲役8年)の実刑判決を言い渡しています。求刑から2年も割引くほど、情状として酌むべきものがあったとは思えないのですが

(関連記事)
くず餅屋社長はクズだった 信号無視しブチ切れる
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/494551069.html
女性をボンネットに乗せ暴走 住職不起訴処分
女性をボンネットに乗せ暴走 住職逮捕
東名あおり運転やりなおし裁判 懲役18年の実刑判決
東名あおり運転裁判 高裁は差し戻し判決
東名あおり運転裁判 懲役23年求刑
東名あおり運転裁判 危険運転を否認
堺あおり運転裁判 殺人罪認め懲役16年判決
立川病院暴走死亡事故 運転の85歳に禁固2年の実刑判決
横断歩道で小学生2人死傷 運転の男に禁錮5年判決
146キロ暴走事故で7536万円の賠償命じる判決
常磐道あおり運転 宮崎被告に執行猶予付き有罪判決