カレーぶちまけたウーバー配達員は元「つまようじ少年」

ウーバーの配達員が自分の仕事に低評価をつけられたのを逆恨みし、マンションに立ち入って玄関ドアにカレーをぶちまけていたとして逮捕される事件がありました。報道を見た時は特に当ブログで取り上げる気になれなかったのですが、その後の週刊誌の追加報道によると、逮捕されたウーバー配達員は2015年春に世間を騒がせた「つまようじ少年」だったと明らかにされています
スーパーの売り場で菓子類につまようじを刺すという異物混入の犯行を繰り返し、なおかつ動画で配信するという手口で轟々たる批判を浴び、少年院送致になっていました
その「つまようじ少年」が27歳にもなって、またしょうもない事件を起こしているわけです


カレーぶちまける嫌がらせで逮捕のウーバー配達員は“つまようじ少年”だった!「超余裕」警察を挑発した過去
かつて19歳だった少年は現金7万円を握りしめ、逃げ出した――。
「警視庁巣鴨署は、11月14日に宅配代行サービス『ウーバーイーツ』の配達員である市川拓磨容疑者(27)を、豊島区内のマンションに侵入した疑いで逮捕しました。市川容疑者は10月12日と13日の2日間にわたって、20代女性らが住むマンションの玄関ドアに“カレーをかける”という嫌がらせをしていました」(全国紙社会部記者)
なんとも迷惑な犯行だが、この男には“ある過去”がある。
「約8年前に逮捕された、あの“つまようじ少年”が市川容疑者なんですよ」(同・全国紙社会部記者)
“つまようじ少年”と言われた市川容疑者は、いったいどんな犯罪に手を染めたのか。
「2015年1月、市川容疑者はスーパーで販売されているスナック菓子のフタに“つまようじを突き刺して混入させる”という悪質ないたずらを行い、その様子を撮影した動画を自身のユーチューブチャンネルで公開していたのです。マスコミが一斉にこの“いたずら行為”を報じたために話題になったのですが、市川容疑者はさらに公開した動画で現金7万円を元手に逃亡することを宣言。これにより警視庁は市川容疑者を全国に指名手配しました。当時は19歳でしたから、市川容疑者の氏名は報道されなかったため“つまようじ少年”と呼ばれていましたが、ネット上では市川容疑者の個人情報が特定されて晒されていました」(ネットニュース編集者)
無能、無能、無能警察~
さらに説明を続ける。
「この事件が話題になった理由として、市川容疑者は警察から逃亡する様子を撮影して、動画を公開。動画では“無能警察は、まだ私を捕まえられないんです。無能だからしょうがないよね。無能、無能、無能警察~”などと歌ったり、“(逃げ切るのは)超余裕”と発言するなど、警察を挑発する場面もありました。別の動画では“声を大にして言いたいんですが、少年法の改正を訴えます”と述べたうえで“18歳以上の子は、物事の判断がつくんだから少年法はいらないんですよ”“私が少年院に捕まっても1、2年しか入所しない”などと、少年法に問題があると、犯行はあたかも社会正義のためだと主張していました」(同・ネットニュース編集者)
この後、すぐに“御用”となった市川容疑者だったが、事件から7年10か月後となる今年10月には、ABEMAのインターネット番組に出演していた。
「非行少年に関する特集で出演したのです。少年院には3回入っていたことを明かしました。1回目は15歳のときにネット掲示板『2ちゃんねる』に《新宿駅の近くで、3人で通り魔を起こす》と書き込み、威力業務妨害で逮捕。少年院に入り、1年3か月後に社会復帰を果たすも、17歳のときには無差別殺害予告をする動画を投稿し逮捕され、再び少年院に……。そして3度目が“つまようじ事件”です」(同・ネットニュース編集者)
番組では3度も少年院に入ったことについて、こんな思いを述べていた。
「多くの人に迷惑をかけずとも、あるいは自分の時間を少年院に入ったりとかで無駄にしなくても、普通に社会で生きていけたんじゃないか。後悔というか、馬鹿だなあと正直、自分で思う」
市川容疑者は今年で27歳となり、過去の自分の過ちを反省していた……はずだったが、今回4度目の逮捕へと至ったその動機は、依然として幼稚なものだった。
黙秘権を行使します
「ウーバーイーツの配達員として働く市川容疑者は、11月12日に被害女性の自宅に商品の配達をしたことがあった。その際に、届けた商品を間違えたか、道を間違えて配達に時間がかかってしまったのか、被害女性は市川容疑者のサービスに“低評価”をつけたのです。それに市川容疑者は腹を立て犯行に及んだとのこと。市川容疑者は犯行について“知りません。黙秘権を行使します”と話しています」(前出・全国紙社会部記者)


市川容疑者の父親は完全に彼を放任しており、親として責任を引き受ける気は皆無という人物です
市川容疑者がさまざまな事件を起こして3度も少年院送致になっているのは、事件を起こすことで親の気を惹こうという魂胆があったものと推測されます。同時に自分を放任して構おうとはしなかった父親への報復の意味もあったのでしょう
ただ、親との関係を差し引いても自制の効かない性分はそのままで、悪ガキがそのまま27歳になったのと同じです。この先も同様のトラブルを繰り返し、世間に迷惑をかけながら生きていくのかもしれません
もう27歳ですから、例えどのような生い立ちであろうと一人で行きていかなければならないのであり、自身で責任を負わなければなりません
ウーバーイーツの評価システムがどのようなものか自分は知らないのですが、親から承認されたいという市川容疑者の抱えるの欲求が、そのまま顧客から高く評価されたいとの欲求に置き換わっただけで、本質は変わっていない(成長していない)ように映ります
いまさら犯行を否認し、黙秘権を行使してどうなるのやら。黙秘してゴネていれば誰かが助けてくれる、とでも期待しているのでしょうか?

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