ソウルのハロウィン事故 警察の失態次々と
昨日、ウェブリブログからSeesaaブログへ引っ越しました。ブログの基本システムは共通しているのですが、同じ機能でも呼称が異なっていたりと、分からないことだらけです。少しづつ慣れていくつもりです
ウェブリブログの旧夾竹桃日記はお陰様で、1103万ページビューに達しました。今後とも興味、関心のある方に立ち寄っていただければ幸いです
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さて、ソウル市梨泰院でのハロウィン事故ですが、当日の警察対応の失態、杜撰さが次々と明らかになっており、公務に当たる警察官(しかも幹部たち)が実にでたらめな勤務をしていたと明らかになっています。役職に胡座をかいて規範を無視し、好き勝手に振る舞うというのは民族性なのか、と思ってしまいます
また、ソウル市では警察の対応に対する抗議と責任者の処罰を求めるデモが続いているのですが、これもまた「責任を誰かに押し付けないと納得できない」民族性の発露という気がします
韓国・ソウルの繁華街・梨泰院(イテウォン)で日本人2人を含む156人が死亡した事故から、11月5日で1週間。
ソウル中心部では、警察などの対応への批判から、大規模な抗議集会が開かれている。
現場から、FNNソウル支局の熱海吉和記者が中継でお伝えする。
抗議集会は、ソウルの中心部で開かれていて、多くの人で道が埋め尽くされている。
参加者は「退陣だ、追悼だ」などとするメッセージを掲げて、政権を批判している。
事故から1週間となった5日も、事故現場近くの献花スペースには、犠牲者を悼む多くの人の姿があった。
添えられた花やメッセージは日に日に増え、道路にまであふれかえっている。
今回の事故をめぐっては、警察内の連絡のずさんさや、違法建築を放置した行政の不手際が次々と明らかになっていて、批判が高まっている。
デモ参加者「セウォル号沈没事故があったが、またこんな惨事が繰り返されたことに怒りが込み上げる。責任者たちが処罰を受けることが当然」
尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、「事故対応を政権の最優先課題」として対応にあたっているが、政府も含め、国民の不満は収まりそうにないのが現状。
(FNNプライムオンラインの記事から引用)
警察及びソウル市の失態を幾つか列挙しておきます
1 梨泰院路地の違法建築を放置し、結果として通路が狭まり危険な状態を放置した
2 多くの人が集まる事態が予想されるのに、警官を配置して交通を規制しなかった
3 緊急通報があったのに現場の確認ができず、対応が遅れた
4 ソウル地方警察庁で緊急通報に対応する状況管理官が当日は別室で勤務しており、状況把握が遅れた
5 韓国警察庁のトップ・尹煕根長官が当日は友人とキャンプに出かけており、事故発生から2時間経って連絡を受けた(酒を飲んで寝ていた)
6 所轄である龍山警察署の李林宰署長は事故発生から5分後には現場に到着したと報じられたが嘘で、実際に現場に到着したのは1時間後だった。歩いて10分ほどの距離なのに車で行くことに執着したため、到着まで1時間もかかった
龍山警察署長はこの不手際を責められ、直ちに更迭されています。警察庁の長官も更迭されるのでしょう
それにしても当日の警備計画が作成もされず、誰も(警察幹部)その必要性を主張しなかったとすれば呆れるしかありません
日本でも安倍元首相の銃撃事件があってからは、前例踏襲の警備計画ではダメと言われるようになり、見直しが進められています
ただ韓国の警察幹部たちに危機意識がすっぽり抜け落ちているのは大いに問題です。警察庁長官が不在であっても、次長なりが代わりに指揮を取る体制になっているはずですし、ソウル地方警察庁にも幹部が何人もいて緊急時には指揮を取るよう定められているはずです。指揮系統がまったく機能していなかったとすれば、組織が組織として動いていないのであり、ダメすぎでしょう
最後に、若者がデモをやって警察や政府の責任を追求するのは理解できますが、あの日、ハロフィンで梨泰院に集まった数万人にも責任があるとは考えないでしょうか?
無秩序な群衆ほど怖いものはありません。現場に数十人の警官がいたとしても、数万人も浮かれた群衆を統制するなど不可能であり、大なり小なりの事故は起きたはずです。警官を増やせば問題は解決、などと安易に決めつけるのではなく、無秩序な騒ぎに加わらないよう自制することこそが重要だと自分は考えます
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