児童に暴言を繰り返す女教師 福山市

教育現場で問題ある授業態度を繰り返す教師をどうするのか、という話です
広島県福山市の小学校でクラス担任の女性教師が児童に対し、「顔も見たくない」、「地球から消えてほしい」などの暴言を繰り返していたのですが、校長が指導しても態度が改まらなかったとされます。新学期の4月から問題が顕在化し、10月になってようやくクラス担任を外したのだとか。その間も児童たちは暴言に晒されていたのでしょうから、対応としては下の下と言うしかありません


福山市の小学校で女性教諭が児童に不適切発言を繰り返した問題。この女性教諭は別の学校でも不適切な指導を行っていた可能性があることがわかりました。
(福山市教育委員会・三好雅章教育長)
「当該校の児童、保護者、そして市民の皆様にこの場を借りて心からお詫び申し上げます、本当に申し訳ございませんでした」
福山市教育委員会によりますと6年生担任の女性教諭は今年4月以降、クラスの児童が宿題を忘れるなどするたびに「顔も見たくない」「地球から存在が消えてほしい」などと暴言をはいていました。
24日の会議では今回の問題の経緯が報告されたほか、昨年度、別の保護者から「女性教諭の指導が厳しすぎる」と2件の相談を受けていたことや、別の学校でも不適切な指導を行っていた可能性があることが報告されました。
委員からは「新学期から5か月経って事案が出てきたのはあまりにも長すぎる」「やっていいこと悪いことがあり教諭の認識は逸脱している」などの意見が相次ぎました。
市教委は再発防止の取り組みとして授業での「声掛け」内容が児童の立場にたっているか協議する研修を毎週実施するほか、学期に1回、児童を対象に教諭の指導に問題がないか無記名のアンケートを実施するということです。
(福山市教育委員会・三好雅章教育長)
「児童の日常を早く取り戻す、お父さんお母さんの家庭の日常を取り戻すことでもあります。今回の該当校のみではなく全ての学校の課題と受け止め取り組んでまいります」
保護者によりますと児童はフリースクールや学校の別室に登校し、修学旅行への参加に意欲をみせているということです。
(テレビ新広島の記事から引用)


児童を対象に無記名のアンケートを実施するとか、記事に書かれていますが何でしょうね、これは。いつも書いているように、校長や教頭、学年主任などがこのクラスの授業に足を運び、女性教師の発言に問題がないかどうかチェックしなかったのでしょうか?
校長や教頭が部屋にこもったまま、どこのクラスでどのような授業が行われているのか見に行こうともしない現在のあり方が間違っているのです
女性教師がたびたび暴言を吐いていると知りながら、10月までクラス担任を続けさせた理由は?
校長が指導するのは結構ですが、指導に従わない場合の措置は?
おそらく校長は福山市教育委員会に報告せず、自分の指導でどうにかできると楽観視していたのかもしれません。が、大きな間違いです
記事の中で教育長があれこれ釈明しているものの、果たして実効性のある対応ができるのかどうか疑問です。再発を防止するというなら、まだこの問題ある女性教師をクラス担任に復帰させるつもりなのでしょう。当然、また暴言を吐くはずです
女性教師は前任の学校でも児童に暴言を吐いていたと書かれており、教師として不適格な人物をたらい回しにしていただけなのでは?

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