大阪カラオケパブ殺人 懲役20年の判決

大阪のカラオケパブの女性経営者を殺害したとして起訴されていた宮本浩志被告の判決公判が大阪地裁で開かれ、懲役20年(求刑は無期懲役)の判決が言い渡されています
宮本被告は事件について黙秘を貫き、ただ「死刑にしてください」と主張。最終陳述では事件の本質そっちのけで45分も延々と検察批判をしゃべるという、とんでもない裁判になってしまいました
黙秘をしたからとの理由ではなく、最初から事件については語らないぞと決めてかかり、裁判をナメきった態度に終始したのですから無期懲役判決でもよかったのでは?
そこから大幅に割り引いて懲役20年にする理由が理解できません


去年6月、大阪市北区のカラオケパブで当時25歳の女性オーナーが殺害された事件の裁判員裁判。
さきほど、被告の男に懲役20年の判決が言い渡されました。(求刑は無期懲役)
無職の宮本浩志被告(57)は、裁判を通じて「死刑判決でお願いします」などと繰り返し求め、弁護側は「検察は被告が犯人だと立証できていない」として無罪を主張していました。
裁判終了直後の大阪地裁前から、安井健悟記者の解説です。
Q.判決が出た時の様子は
裁判では冒頭に懲役20年を宣告。
宮本被告は表情を変えることなく、じっと理由を聞いていました。
静かな状況の中で判決が淡々と読み上げられていました。
Q.判決の決め手は
裁判では被告が犯人かどうかが争われていました。
判決では被告の靴やジャケットに稲田さんの血液が付着していたことなどから、被告が犯人だと判決で言われました。
Q.裁判での被告の様子は
宮本被告は無表情のまま、終始裁判に臨んでいました。
裁判長は30分にわたり判決理由を説明していましたが、その間もずっと動くことなく、裁判長の話をきいていました。
その後は遺族の方を見ることなく、裁判官に一礼してそそくさと後にしました。
Q.ご遺族はどのように聞いていた
判決が言い渡されると、お兄さんは頭を抱え、天井を見上げながら悔しそうな表情をうかべていました。
お母さんは終始机の方を見て、悲しそうな表情を浮かべて判決を聞いていました。
その後少しお話を伺いました。
お兄さんは、真優子さんが生きた25年以上の判決が下ると思っていたので、残念だと話していました。
お母さんも「懲役20年は軽い」と残念な表情でした。
Q.今後控訴の動きなどは見られますか
宮本被告は「死刑に」と発言していて、問われた罪については黙秘していました。
弁護側は無罪を主張していました。
いずれの主張にもそぐう判決ではないので、おそらく控訴するものと思われます。
(ABCニュースの記事から引用)


怨恨による殺人で被害者が1人なら概ね20年から15年程度の判決になります。その意味では判例踏襲で大阪地裁は判決を下したものといえます。過去の事件と比較し、判決が極端に短くても長くても不公平になると裁判官は考えているのでしょう
ただ、「被告の反省のなさ」がこの裁判では際立っているのですから、判例重視でよいのかと言いたくなります
殺害方法が極めて残忍であるとか、他人に罪をなすりつけるような狡猾な工作をするとか、特段の事情があれば被害者が1人の怨恨による殺人でも無期懲役判決はあるわけですが、本件に特段の事情はないと裁判官が考えたならそれまでです
あとは懲役20年を不服として宮本被告が控訴するかどうか、でしょう。裁判を愚弄するためにも、「死刑にしろと言っているのに、死刑にしないのは不当な判決だ」などのトンチンカンな理由で控訴しそうな気がします

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