萩生田自民政調会長「統一教会解散は困難」発言: 夾竹桃日記

2022年10月02日

萩生田自民政調会長「統一教会解散は困難」発言

統一教会とズブズブの関係が指摘された自民党の萩生田光一政調会長ですが、やはり国民のためではなく統一教会のために仕事をしている人物なのでしょう。NHKの朝の討論番組で統一教会規制にまったく取り組もうという姿勢がないと露呈しています

自民党の萩生田光一政調会長は2日のNHK番組で、世界平和統一家庭連合（旧統一教会）問題を巡り、宗教法人法に基づく教団への解散命令は困難との見方を示した。「司法の判断ということになる。所轄庁から解散を請求できるが、法令に違反し著しく公共の福祉を害すると認められる行為をした場合などと規定されている。難しい」と述べた。

立憲民主党の長妻昭政調会長は「最近も旧統一教会のトラブルが相当起きている。解散請求の是非を国会で問うていく」と強調した。

（共同通信の記事から引用）

統一教会規制にはさまざまな方法、手段があるわけで、「司法判断任せ」という萩生田光一の見解は大いに疑問です

テレビ番組を見ていると、「政治と宗教との関係をきちんと議論していく必要がある」などと指摘する声もあるのですが、宗教全般を論じる必要などないのであり、統一教会とその関連団体の活動だけを規制する特別法を国会に発議し、成立させるという手もあります。これは立法の仕事であり国会の役割です

また、宗教法人格を取り消すのであれば文化庁の仕事であり、行政の役割です。宗教法人の認可を与える権限があるのですから、取り消す権限もあるわけです。聴聞の手続きを実施して統一教会の主張を聴取し、その後、宗教法人としての認可を取り消すことは可能です。もちろん、その後は「宗教法人取り消しは違法だ」とする統一教会側と国との間で裁判になり、国は堂々と統一教会による霊感商法など根拠を提示して取り消すべきと主張すればよいのであり、「取り消せない」と萩生田光一が断定するのはおかしな話です。萩生田光一は裁判所ではありません

要はやる気の問題です

自民党は統一教会と絶縁する気がないため、「宗教法人格の取り消しはできない」とか「解散を命じるのは困難」などと御託を並べているのでしょう

野党でも議員立法として統一教会規制法案を国会に提出するのは可能であり、是非とも取り組んでもらいたいものです

何度も書いていますが、田中角栄元首相は国会議員時代に３３本もの議員立法を提出し、成立させています。野党は批判ばかり口にしているのではなく、やる気を示すため法案を提出してください

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