父弟殺害 足立朱美被告は犯行全否定

実父と実弟を殺害した疑いで起訴された足立朱美被告の裁判が続いています
前回取り上げた初公判の模様をFRIDAYが記事にしていますので、取り上げます
全面否認を貫く構えの足立被告ですが、果たして通用するのでしょうか?


「全て争います」父弟を”殺害”した被告女性の「本当の勝算」
「私からは何も申し上げることはございません」
8月22日の朝10時から大阪地裁201号法廷で開かれた裁判員裁判の初公判。罪状認否においてこう述べたのは、父と弟を殺害したとして、殺人罪などに問われている足立朱美被告(48)。
声があまりにも小さいため、裁判長が改めて問い質(ただ)す。
「申し上げることはございません、と言いましたか?」
頷(うなず)いた被告に、裁判長はまた聞いた。
「黙秘ですか」
足立被告は再び、しかし、先ほどよりは大きな声で答えた。
「私からは何も申し上げることはございません」
続けて立ち上がった弁護人も「全て争います」と徹底抗戦の構えを見せた。
逮捕直前、報道陣の取材に答え無実を訴えていた頃は、茶髪のロングヘア、すらりとした体型でコンサバファッションを着こなしていた足立被告。初公判ではさらに伸びた髪を後ろでひとつに束(たば)ね、白いワイシャツに黒いパンツ姿で法廷奥のドアから現れた。当時よりふっくらした体型や、白髪交じりの伸びた黒髪に、4年という時の長さを感じる。
足立被告が問われているのは、父と弟に対する2件の殺人、義妹や知人に対する名誉毀損、そして器物損壊の罪だ。
事件は’18年に大阪・堺市で起きた。起訴状などによれば、水道工事会社の元社長である足立被告は1月、同市にある実家において、糖尿病や肺がんなどを患っていた父の富夫さん(67=当時)に対してインスリンを投与。治療後に一旦は回復した富夫さんに対し、すぐにまた多量のインスリンを投与した。その結果、富夫さんを低血糖脳症による意識障害に陥らせ、6月に死亡させたとされる。
さらに同年3月、実家において弟の聖光(まさみつ)さん(40=同)に睡眠薬を服用させ、トイレに運び込んで、練炭を燃やし、一酸化炭素中毒により死亡させたという。
加えて同年4月には、義妹である聖光さんの妻や知人を中傷する文書を近所の車のワイパーに挟み込んだほか、義妹所有の軽自動車や電動アシスト付き自転車に塗料を吹きつけたとされている。
法廷では起訴事実について何も語らなかった足立被告が、一連の事件で逮捕されるに至ったのは、弟・聖光さんの死亡の状況について不審な点が見られたことがきっかけだった。
警察の取り調べに「弟は自殺で間違いない。遺書もある」と主張し続けてきた足立被告。ところが聖光さんの遺体からは、足立被告に処方されていた睡眠薬と同じ成分が検出された。また聖光さんによる遺書とされる文章が被告のパソコンで作成されたことが判明するなどしたことから、検察が起訴に踏み切ったという。
一方の弁護側は「2件の殺人が前提の求刑を行うことは間違いない」と、検察側が死刑も視野に入れているはずだとしたうえで「間違いないと考えられる場合でなければ有罪とすることはできない。黒か白か判断する場ではなく、黒まではいかないというときは無罪とすべき」だと訴えた。11月の判決まで計22回の公判が開かれる見通しだ。
(以下、略)


足立明美被告は父親から建設会社を引き継いで経営したものの、経営状態は厳しいままでした。他方、実弟である聖光さんの経営する会社は順調であり、恨みあるいは嫉妬が聖光さんとその妻へ向けられた可能性もあります
いずれにせよ、足立被告が心の内にあった動機を語らないのであれば、周囲があれこれ推測するしかありません
弁護人は「疑わしき点が1点でもあるなら被告人の利益とし、無罪とすべきだ」という、例の古臭い法理を掲げているわけですが、最近の裁判ではそれが通用しません
足立被告以外に犯人はいない、と信じるに足りる合理的な立証があれば有罪判決が下されるでしょう
また、足立被告の側も積極的に無罪であると立証する必要があるのですが、できるのでしょうか。検察側の立証にあれこれ異議を唱え、その筋書きを否定するだけでは弱いのでは?
検察は22回にも及び公判に次々と証人を呼び、足立被告が犯人であると信じるに足りる証言を積み重ねる手法で攻めるはずです
そもそも遺書をパソコンで作成する…という手口が杜撰です。遺書であるなら直筆で記すわけで
また聖光さんの妻の軽自動車や自転車に塗料を吹き付ける、という手口も嫉妬深い女性による犯行という印象を与えます(世の女性にはおわびしますが)

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