保育園バス置き去り 元園長ら初公判で責任認める

路線バスでも終点に到着すれば運転手が車内を見て回り、落とし物や忘れ物がないか、その他異常はないか確認します
幼稚園の送迎バスで園児を下ろし忘れ、車内に閉じ込めて死亡させる事故が今年の夏も起きており、確認を怠るがゆえの事故であるとはっきりしているわけです。なぜ、毎日の確認ができないのか、関係者はいまいちど肝に銘じてもらいたいものです
さて、昨年の夏に福岡県中間市で起きた「双葉保育園」の園児置き去り事故では浦上陽子園長ら4人が書類送検されましたが、起訴されたのは浦上被告と保育士の鳥羽詞子被告の2人だけです。2人の初公判が福岡地裁で開かれました


福岡県中間市の認可保育園「双葉保育園」で2021年7月、送迎バスの車内に取り残された園児の倉掛冬生(とうま)ちゃん(当時5歳)が熱中症で死亡した事件で、降車確認を怠るなどして冬生ちゃんを死亡させたとして、業務上過失致死罪に問われた前園長、浦上陽子被告(45)は26日、福岡地裁(冨田敦史裁判長)で開かれた初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めた。
降車の補助を担当し、同罪に問われた保育士の鳥羽詞子被告(59)も同様に起訴内容を認めた。
事件から1年余りがたった9月5日には、静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」に通う3歳女児が送迎バスに取り残されて熱中症で死亡する事件が発生。同様の悲劇が繰り返される中、公判では当日の園の安全確認体制などが焦点となりそうだ。
起訴状によると、両被告は21年7月29日午前8時35分ごろ、園の駐車場で送迎バスから園児を降車させる際、泣いていた園児をあやすのに気を取られ、1~5歳児7人全員の降車を確認せず、6人を降ろしてドアを施錠。冬生ちゃんを同日午後5時15分ごろまで約9時間車内に取り残し、熱中症で死亡させたとされる。
捜査関係者によると、事件後に福岡県警が実施した再現実験で、屋外に駐車した車内の温度は50度を超えた。職員や保護者らへの聞き取りで、送迎時の降車確認などを盛り込んだマニュアルが徹底されていなかったことも判明。浦上被告ら4人が21年12月、業務上過失致死容疑で書類送検され、うち浦上、鳥羽両被告が同罪で在宅起訴された。
牧之原市での事故の翌日、冬生ちゃんの母親は「また同様の事件が起きてしまったことが残念でなりません」などと代理人弁護士を通じてコメントを公表していた。今回の公判では、被害者参加制度を利用して意見を述べるとみられる。
(毎日新聞の記事から引用)


事故発生から1年を経て初公判です。特段、争点となるような事実はないと思うのですが、公判まで1年もかかっているのは意外です
週刊誌で報じられた浦上被告の勝ち気な性格からすれば、「さっさと送迎バスから降りようとしなかった園児が悪い」と、死亡した5歳児のせいにするかとも考えたのですが、過失を認めて争わない方針を明らかにしています
業務上の責任を認め反省の意を示せば執行猶予付き判決が出るはず、と弁護人が浦上被告を説得したのかもしれません
もちろん、保育園の園長として浦上被告には諸々も責任があるのは明確で、園児のせいにして責任逃れを図ろうとすれば轟々たる非難を浴びたでしょう
事故から1年もの間があったわけですが、双葉保育園は被害者遺族に慰謝料・損害賠償の支払いは済ませたのでしょうか?
双葉保育園側がきちんと慰謝料支払いを済ませていたのであれば、報道する側もそこをきちんと明記してもらいたいものです
あるいは事故後、双葉保育園が置き去りを防ぐ対策を講じたり、園児の出欠確認の方法を改善したのであれば、それはそれとして報じてほしいところです
批判するだけが報道ではありません

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