メタノールで妻殺害 製薬会社勤務の夫を逮捕
夫婦間で殺人があれば、そのパートナーが疑われるのは至極当たり前です。夫が殺害されれば妻が疑われ、妻が殺害されれば夫が疑われます
東京大田区のマンションに住む製薬会社勤務の男が、妻の晩酌用焼酎にメタノールを混入させて飲ませ、急性中毒にして殺害した容疑で逮捕されています。夫の女性問題が原因で夫婦仲が悪かったそうですから、思い余って殺害したのでしょうか?
離婚すれば自身が有責配偶者となり、妻に慰謝料を支払った上で財産分与しなければならず、それが嫌で殺害したのでしょうか?
製薬大手「第一三共」研究員の吉田佳右(けいすけ)容疑者(40)が妻に対する殺人容疑で逮捕された事件で、吉田容疑者が数年前から妻と不仲で、逮捕前の任意の調べに「けんかの時に手を上げたことがある」と供述していたことが、捜査関係者への取材でわかった。逮捕直後に容疑を否認したが、その後、黙秘しているという。
警視庁幹部によると、吉田容疑者は1月14日~同16日朝、東京都大田区の自宅マンションで、妻の容子さん(当時40歳)にメタノールを摂取させて殺害した疑い。メタノールはアルコールの一種で、警視庁は吉田容疑者が酒に混入して容子さんに飲ませた可能性があるとみている。
2人は第一三共の元同僚で2010年に結婚した。その後、長男が生まれ、13年に購入した現場のマンションで家族3人で暮らしていた。容子さんは広告会社に転職していて、仕事は順調だったという。
捜査関係者によると、吉田容疑者の異性関係などを巡り、数年前から夫婦仲が悪化していた。食事も別々にとるなど家庭内別居の状態で、容子さんのスマートフォンには吉田容疑者と口論する様子を映した動画が複数残されていた。
逮捕前の任意の調べに、吉田容疑者は夫婦仲が悪かったことを認めた上で、「妻に手を上げたことがある」と話していたという。
容子さんは1月15日朝には自宅で嘔吐(おうと)するなど体調を悪化させていたとみられる。翌16日朝、吉田容疑者が119番した。容子さんは搬送先の病院で死亡し、解剖の結果、急性メタノール中毒死と判明した。
吉田容疑者は勤務先で薬の開発を担当し、器具の洗浄などでメタノールを使うこともあったという。逮捕直後の調べでは容疑を否認し、「家にメタノールを持ち込んだことはない」と供述していた。
(読売新聞の記事から引用)
例によって黙秘です。黙秘すれば敏腕弁護士が駆けつけ、冤罪にしてくれるとでも思っているのか?
「自分の知らない何者かが家に忍び込み、焼酎にメタノールを仕込んで妻を殺害した」などと、いう可能性は皆無でしょう。また、メタノール中毒は苦痛を伴い、即死ではありませんのでわざわざそのような手段で自殺しようとする人はいません
自宅マンションの室内からメタノールは発見されていないとしても、吉田容疑者がメタノールのボトル始末したのであれば何の不思議はないのであり、証拠を残したくなかったのでしょう。わざわざメタノールの入ったボトルを室内に残しておく理由はありません
インドや中国などではメタノールを混ぜた密造酒が作れら、数十人が中毒死する事件がたびたび起きています。今年の夏にはインドで38人もの死者を出す事件がありました。少しでも安い酒を手に入れ、飲みたいという貧困層が犠牲になっています
吉田容疑者は製薬会社の研究員ですから、メタノールが中毒を起こして死に至る毒物だと承知していたはずであり、計画的な犯行です
薬物の知識を利用した計画的犯行であり、なおかつ自身の女性問題で妻と険悪な関係に至っていたのですから、裁判では無期懲役の判決を受けるものと予想します
自宅マンションは2013年に購入とありますので、ローンの支払が残っているのでしょう。支払いが完了せず、手放す結果になります
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