英女王国葬 岸田首相は天皇陛下を押しのけ出席?

安倍元首相の国葬を誰が言い出したのか、報道によっては岸田首相自身だとし、あるいは麻生太郎自民党副総裁だとしています
が、国民を前に「安倍元首相の国葬をやる」と言明したのは間違いなく岸田首相です
なぜ、内閣もしくは自民党と国民有志による合同葬にしなかったのか、ナゾです。国民有志から香典を集めれば日本武道館での葬儀費用くらい賄えたでしょうに
さて、そうこうしているうちにイギリスのエリザベス女王が逝去し、国葬が行われると伝わってきました
イギリス王室との関係を考えるなら、天皇陛下御夫妻が出席するのは妥当なところです
しかし、なぜか岸田首相が「自分が行く」と言い出し、事態を混乱させています。天皇陛下が出席するなら岸田首相は出る必要はないのであり、何を勘違いしているのか、と思うばかりです


岸田首相は天皇陛下の権限をも凌駕するのか 安倍国葬儀挙行の次は英国女王の国葬出席?
(前略)
これはエリザベス女王の国葬についてもいえることだ。国葬には天皇皇后両陛下のご出席で調整中だが、岸田首相も国連総会に出席する“ついで”に国葬に列席を検討していると報道された。
しかしここは首相がでしゃばるところではない。そもそも天皇陛下と皇后陛下は国内の葬儀には参加されず、外国の王室の葬儀でも上皇上皇后両陛下がご在位中(1993年)にベルギーのボードワン国王の葬儀に参加された例があるくらいで、異例中の異例だ。にもかかわらず天皇皇后両陛下が(おそらくは強く希望されたのだろうが)エリザベス女王の国葬に参加されるのは、両陛下が英国に留学されていたことに加え、昭和天皇以来3代にわたって厚く交流されてきた背景がある。王室外交については両陛下にお任せすべきなのは言うまでもないが、現実問題として王族の席次が優先されるため、日本の首相が存在感を発揮できるはずがない。
安倍元首相の国葬儀を行うのなら、それに集中してきちんと根拠を整えるべきだ。内閣府設置法に基づくにしても、明確なルールを策定しておくべきだろう。なおイギリスでは国葬は原則国王に限り、昨年亡くなったフィリップ王配でさえ儀礼葬で、チャーチルの国葬は特例だそうだ。その背景に即位時にチャーチルに頼ったエリザベス女王の思いがあったというが、それでも議会で承認されなければ行えない。行政権を持つ君主ですらその行使は抑制的でなければならないという民主主義の縛りがあるということだ。
このように考えれば、果たして日本は本当に民主主義国家なのかと疑問を抱いてしまう。成熟していない民主主義国家であることは間違いないが。
(安積明子、政治ジャーナリスト)


なぜ岸田首相がエリザベス女王の国葬に出席すると言い出したのか、よく分かりません。単に目立ちたいからなのか?
日本の国家元首に相当する天皇陛下が出席されるのであれば、首相はその席を譲るのが相当です。ところが岸田首相は譲る気はないようです
あるいは安倍元首相が現時点で首相であったなら、天皇陛下に国内行事への参加を押し付けてでも、あるいは天皇陛下の外国葬儀出席は前例がなく異例であると屁理屈を並べ、難癖をつけてでも自分が「天皇陛下の名代」として出向いたでしょう。目立ちたいことではピカ一の政治家でした
岸田首相も負けず劣らず、歴史に名を残したいと思っているのかもしれません。新たに就任したイギリスのリズ・トラス首相と会談するためとか後付の理由はいくらでもあるにせよ、実際に日本の首相が出席したところで序列はずっと下位になります。ヨーロッパの王族が上位を占めるわけで、その次にアメリカ大統領、EU諸国の大統領や首相が並びます(王族が国葬に出席するなら、大統領や首相は遠慮するでしょう)
なので、天皇陛下に遠慮もせず出席した岸田首相はヨーロッパの住人には皇室を軽んじる存在として奇異に映るはずです
安倍元首相の国葬問題で多大な批判を浴びている岸田首相ですから、日本に残ってそちらを解決するのが首相の責務です
追記:英国政府からの国葬への招待状は国家元首分のみ、となったため天皇・皇后両陛下が参列と決まったようです

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