ヒステリックブルーのナオキ 控訴審でも実刑判決

深夜、仕事帰りの女性を尾行し、身体を触ろうとしたところ女性が驚いて転倒したため強制わいせつ未遂で逮捕・起訴された元ヒステリックブルーのギタリスト、二階堂直樹被告は1審で懲役1年2月の有罪判決を受けています。これを不服として(本来なら痴漢行為の未遂で罰金刑か、強制わいせつ未遂だとしても執行猶予付き判決が相当だ、と主張)控訴していましたが、2審の東京高裁も「量刑判断に不合理はない」として1審と同じく懲役1年2月の判決を下しています


解散した人気バンド「ヒステリックブルー」の元メンバーの男が、強制わいせつ未遂の罪に問われた裁判で、二審の東京高裁は一審のさいたま地裁と同じ懲役1年2か月の実刑判決を言い渡しました。
「ヒステリックブルー」の元メンバー、二階堂直樹被告はおととし7月、埼玉県朝霞市の路上で、歩いていた女性(当時23歳)に対し、背後から手で口をふさぎ胸を触ろうとしたとして強制わいせつ未遂の罪に問われています。
去年11月、一審のさいたま地裁は、「被害者の精神的苦痛は大きい」などと指摘し、懲役1年2か月の実刑を言い渡し、二階堂被告側は「執行猶予をつけるべきだ」として控訴していました。
きょうの判決で東京高裁は、二階堂被告が過去にも性犯罪で長期間服役し、刑を終えてからおよそ3年9か月後の犯行だったことなどを挙げ、「一審の量刑判断が不合理といはいえない」と指摘し、二階堂被告の控訴を退けました。
(TBSニュースの記事から引用)


二階堂被告が逮捕された直後、月刊誌「創」の篠田編集長が彼のところへ駆けつけ、その言い分を記事としてアップしていました。しかし、二階堂被告の身勝手な主張に呆れ果てたのか、その後篠田編集長は二階堂被告についてまったく言及していません
逮捕直後から二階堂被告は強制わいせつの意図はなかったと主張し、「女性が勝手に転んで怪我をしただけ」とも述べてきました。被害女性は一旦は示談をしたものの、二階堂被告の主張に反発し「厳しく罰してもらいたい」と上申する始末です
控訴審では「執行猶予をつけろ」と主張したわけですが、裁判官は「何言ってるんだ、こいつ」と思ったに違いありません
自分なりの理屈に執着し、「オレは強制わいせつをしようとしたわけではない」と言い張った結果がこれです
もし、二階堂被告が最初から全面的に自身の非を認め、強制わいせつ未遂を受け入れたなら執行猶予付き判決があったのでは?
プライドが高いのは結構ですが、それは何のための誰のためのプライドなのか
犯行から高等裁判所の判決まで2年以上の歳月が経過しており、被害者はその間、不快な思いを味わい続けたはずです。二階堂被告はそんな被害者の気持ちなど、考慮していないのでしょう

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