就活生を強姦 リクルート子会社丸田被告裁判の行方
リクルートの子会社元社員で就職活動中の女子大生やアプリで知り合った女性に薬物を飲ませ、次々と強姦した丸田憲司朗被告。6月までは公判が開かれていたと記憶しているのですが、公判予定を列挙したサイトから名前が消えてしまい、どうなってしまったのか?
まだ論告求刑も行われておらず、公判も途中です。10回逮捕されていますので、10件の被害を立件できたのか、というところです
今年1月の公判の傍聴記では追起訴された被害者Hさんの事件が取り上げられていました。アルファベット順で8人目の被害者まで公判が進んでいたものと思われます(あるいは別件でまた逮捕し、公判を中断して取り調べが続いている可能性も考えられます)
少し前になりますが、2021年10月付けのAERAにこの事件にコメントした弁護士の記事がありましたので、一部を引用します
2020年11月、30代の知人女性に乱暴したとして準強制性交の疑いで逮捕された丸田容疑者。翌12月には、学生が就職を希望する会社の社員らに会える「訪問アプリ」を通じて出会った20代の女子大生に乱暴したとして同容疑で2回目の逮捕。被害者がトイレへと席を立ったすきに睡眠作用のある薬を酒に混ぜ、意識をもうろうとさせ乱暴するという卑劣極まりない手口だった。
丸田容疑者のスマホには40人もの女性へのわいせつ動画が残されており、自宅からは大量の睡眠薬が見つかった。その後もアプリで出会った女子大生らへの余罪が発覚、同容疑などで次々に逮捕された。
10月5日、20代の知人女性に、同様の手口でわいせつな行為をしようとしたとして準強制性交未遂の疑いで逮捕されたが、これが10回目。
「警視庁は悪質さと常習性に鑑み再逮捕を続けている。余罪についてさらに捜査を進めている」(全国紙社会部記者)
反省したそぶりがなく、あいまいな供述を繰り返しているという。
そもそも準強制性交等罪とは、飲酒で酩酊(めいてい)するなど、抵抗できない状態の人に性行などをする罪で、5年以上の有期懲役が科される。かつては準強姦罪という罪で、被害者の告訴が必要な親告罪だったが、2017年の法改正により準強制性交等罪に改められ、告訴の必要がない「非親告罪」となり刑罰も重くなった。
希望する企業に入りたい一心の女子大生らの思いにつけ込み、その尊厳を踏みにじってきた丸田容疑者は、どの程度の刑罰を受けるのか。
刑事裁判官だった経験を持つ片田真志弁護士は「今後、何の罪で何件起訴されるかによって量刑に差が出る」と前置きしたうえで、
「あくまで一般論としてですが、仮に10人への準強制性交罪で起訴された場合、懲役20年前後が目安になるでしょう」と指摘する。
同様の事件の判例では、今年2月に、SNSで「写真撮影のモデル依頼」の名目で男性を誘い、計10人に睡眠薬入りの酒や食事を取らせて昏睡(こんすい)させ、性的暴行を加えたとして準強制性交等と準強制わいせつの罪に問われた元教諭の男に、大阪地裁が懲役20年の判決を下している。昨年12月には、マッチングアプリで出会った女性10人に同様の手口で昏睡させて乱暴などをしたとして準強制性交などの罪に問われた元銀行員の男に、東京地裁が懲役22年の判決を下している。
「何件以上なら何年という明確な基準はありませんが、起訴の件数が多ければ、それだけ量刑は重くなります。ただ、性犯罪については非親告罪になったとはいえ、被害女性は法廷で尋問を受ける場合もあるため、精神的負担から起訴をのぞまないケースもあります。その場合、検察は女性の感情に配慮し起訴しないことが多く、全容解明にはハードルがあるのが現実です。今回の事件で当局が逮捕を重ねているのは、起訴の件数を少しでも増やし重罰を与えたいという強い意志の表れだと思います」(片田弁護士)
(AERAdotの記事から引用)
かつての強姦罪は親告罪でしたので、被害者が被害届を出さなければ起訴できない制約がありました。法律が改正され、現在の強制性交罪は非親告罪になりましたので、被害届が提出されていなくても検察官は職権で起訴できます。ただ、示談が成立し、和解に至った場合は事情を勘案して起訴しないケースもあるのでしょう
丸田憲司朗被告は強姦する際、被害者の顔の横に学生証や身分証を置いて写真を撮っており、いわばハンティングトロフィーとして証拠を残しています。その数は40人
なので、警察は写真の人物に片っ端からあたり、被害の状況を聴取したのでしょう。中には事件化されるのを嫌がった人もいたと思われます
裁判では被害者の名前が出ないよう配慮していますが、被害に遭った事実を受け止めきれない被害者がいても不思議ではありません。警察が被害者の心的なフォローをするわけでもなく、事情聴取すればそれで終わりです。裁判の経過など、被害者自身が情報を収集していなければ、伝わってはきません
当ブログとしては丸田被告の裁判が再開され、判決が出るまで追いかけるつもりです。この事件を埋もれされ、「なかったこと」にはしたくありませんので
追記:裁判を傍聴された方の投稿によれば、7月12日に公判があり、被害者2名の調書が朗読され、証拠採用されたようです。弁護人は方針が定まらず右往左往していたのだとか。次回公判予定は未定のまま閉廷したそうです。公判の模様については相馬獄長さんの傍聴記がありますので、関心のある方は一読ください
東京都連続昏睡強姦事件公判傍聴記・2022年7月12日(被告人・丸田憲司朗)
東京都連続昏睡強姦事件公判傍聴記・2022年7月12日(被告人・丸田憲司朗)
追記:丸田被告の公判予定が11月7日に予定されています。新たに立件・起訴されたのでしょうか?
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