甲府小学校教師　わいせつで懲役３年執行猶予５年: 夾竹桃日記

2022年08月15日

甲府小学校教師　わいせつで懲役３年執行猶予５年

甲府市の小学校教諭が校内で１０歳の女子児童の体を触る強制わいせつを繰り返した事件を取り上げます。既に７月５日に懲役３年執行猶予５年の有罪判決がくだされています

執行猶予期間は最長で５年ですから、５年以内に再犯があれば執行猶予は取り消され、３年の懲役刑が加算されます。こどもを対象とした強制わいせつのように、再犯に至る可能性が高いと思われる事件の場合、長めの執行猶予期間が言い渡される傾向があります。被告（氏名は報じられていません）は性依存症治療のためクリニックに通うと表明しており、その本気が続くのを期待するしかありません

求刑公判と判決公判を伝える報道を２本引用します

ことし２月、勤務する甲府市の小学校で女子児童の体を触ったとして強制わいせつの罪に問われている元教諭の裁判で、検察は懲役３年を求刑し、弁護側は執行猶予付きの判決を求めました。

甲府市の公立小学校に勤務していた５０代の男の元教諭は、ことし２月、当時１０歳の女子児童に対して、「シャツを直してあげる」などと言って教室の着替えをする場所に連れて行き、体を触ったとして強制わいせつの罪に問われています。

１７日、甲府地方裁判所で開かれた裁判で、検察は「性的な知識がないなど児童の特性につけこむ卑劣なもので、性的欲求を満たすためという動機に酌量の余地はない」と指摘し、懲役３年を求刑しました。

これに対し弁護側は「心から反省して再発防止のための治療も受けている」と主張し、執行猶予付きの判決を求めました。

裁判は１７日結審し、判決は来月５日に言い渡される予定です。

（NHKの記事から引用）

ことし２月、勤務する甲府市の小学校で女子児童の体を触ったとして、強制わいせつの罪に問われた元教諭に対して、甲府地方裁判所は、懲役３年、執行猶予５年の判決を言い渡しました。

甲府市の公立小学校に勤務していた５０代の男の元教諭は、ことし２月、当時１０歳の女子児童に対して、「シャツを直してあげる」などと言って教室の着替えをする場所に連れて行き、体を触ったとして強制わいせつの罪に問われました。

５日の判決で、甲府地方裁判所の青木美佳裁判官は「性的に未熟な年齢であり、被告に全幅の信頼を寄せていた児童の特性を十分に理解し、発覚しないと考えて欲求のままにわいせつな行為に及んだ。常習的とみられ、刑事責任は重い」と指摘しました。

そのうえで、「反省のことばを述べるとともに謝罪の態度を示し、損害賠償金として３００万円を支払っているほか、みずからの問題を自覚してクリニックへの通院を開始し、治療の継続を誓っている」などとして、懲役３年、執行猶予５年の判決を言い渡しました。

判決の理由を述べたあと、青木裁判官は「自分のしたことに真摯（しんし）に向き合い続けてください」と伝えると、被告は黙って小さくうなずいていました。