韓国の月探査機 アメリカが打ち上げ
韓国メディアは「韓国初の月探査機の打ち上げに成功した」と大々的に報じています。打ち上げを担当したのはスペースX社の「ファルコン9」ロケットであり、打ち上げの管制も探査機の軌道投入もアメリカが担当しています。つまり韓国の宇宙技術というものが関与していないのであり、よくもこれで大喜びできるものだと呆れます
ちなみに打ち上げた探査機もヨーロッパの宇宙・航空メーカー「タレス」の開発した汎用型人工衛星を改良したものです。ネジ1本でも韓国産の部品が使われたなら、「すべて韓国の技術で開発した探査機」と宣伝する国です。ほとんどの国民は素朴に、「韓国が設計し、製造した探査機」だと信じているのでしょう
韓国初の月探査衛星が月に向かって打ち上げられた。
韓国型月軌道衛星「タヌリ」は5日午前8時8分(米国東部時間4日午後7時8分)ごろ、米国フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地からスペースXのロケット「ファルコン9」に搭載されて打ち上げられた。タヌリは4カ月間宇宙を旅して今年12月16日に月軌道に到着する予定だ。
タヌリは打ち上げ40分以降の午前8時47分ごろ、地球表面から約1656キロメートル離れた地点でロケットと分離し、その時から決められた軌跡に沿って移動する。
地上局と初めて交信するのは打ち上げ1時間以降で、科学技術情報通信部は午前9時10分を前後して交信結果を伝える予定だ。
タヌリは地球から約38万キロメートル離れた月に直行せずにひとまず太陽側に進み、最大156万キロメートルまで距離を広げて、蝶模様あるいは「∞」字の軌跡を描いて再び地球側に戻って月に接近する予定だ。
タヌリがこのような「弾道型月転移方式」の軌跡に計画通り正常に入ったかどうか研究陣が判断するには打ち上げ後2~3時間待たなければならない。すなわち午前10~11時ごろになってこそ、ある程度予測が可能になるということだ。
科学技術情報通信部は研究陣が判断した結果に基づいてこの日午後2時ごろに記者会見を開いてタヌリの軌跡進入成功について発表する計画だ。
タヌリが12月に成功裏に月に到着して探査任務を始めれば韓国は米国・ロシア・欧州・日本・中国・インドに続き7番目の月探査国になる。
(中央日報の記事から引用)
この遠回りして月へ到達する軌道を利用する例は過去にもあり、日本では1990年に打ち上げた工学実験衛星「ひてん」が月周回軌道投入実験として月に到達しています(使用したのは国産のM-3SIIロケット)
韓国では先日、ロケットの打ち上げに成功したところですが、まだ人工衛星や探査機を打ち上げられるほどの信頼性はなく、これから数度、打ち上げ試験を繰り返さなければなりません
今回の月周回探査機の打ち上げはアメリカ主導の「アルテミス計画」の一貫です。月を回る軌道上に有人の宇宙ステーションを設け、月面にも有人基地を建設し、将来の火星探査の起点にしようという壮大な計画であり、多額の費用分担が求められます
当初、韓国はアルテミス計画に不参加でしたが、おそらく今回のミッションで費用を負担することを条件に参加に認められたのでしょう。打ち上げたロケットもアメリカ製なら、軌道投入の管制もアメリカが行うという形態なのですが、韓国はそれでも「自国の探査機を月に送り込んだ」と自慢できるので費用を負担しているのでしょう
それで「宇宙強国の仲間入りを果たした」と口にできるのですから、安い出費かもしれません
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