自民福田総務会長「統一教会の何が問題？」発言: 夾竹桃日記

2022年07月29日

自民福田総務会長「統一教会の何が問題？」発言

安倍晋三元首相が殺害され、統一教会（現、世界平和統一家庭連合）に注目と批判が集まっているわけですが、自民党の福田達夫政調会長（祖父は福田赳夫首相、父親は福田康夫首相）が統一教会について「何が問題なのか分からない」と発言し、各方面から怒りの声が挙がっています

政権与党の三役である総務会長としてははなはだ不見識な発言です

統一教会と自民党政治家のズブズブの関係をこうしてすっとぼけ、なかったことにしょうというのでしょうか？

キャスターの宮根誠司が２９日、司会を務める日本テレビ「情報ライブ　ミヤネ屋」に出演。この日、自民党の福田達夫総務会長が、自民党議員と旧統一教会の関係が問題視されていることに「何が問題なのか分からない」と発言したことに、「ちょっとビックリしましたね」「ピントがずれているとしか言えない」とあきれた。

福田氏は「我が党が組織的にある団体から強い影響を受けて、それで政治を動かしているのであれば問題かもしれませんけど。僕の理解の範疇だと、そういうことが一切無い」「正直、僕自身が個人的にまったく関係がないので、なんでこんなに騒いでいるのか、正直な話、よく分からないというのがあります。正直言います。何が問題なのか、分からない」などと発言した。

岸博幸慶大大学院教授も「正直言って、ひどい」「国民の側からすれば何なんだとなる。党三役の人間が言う言葉じゃない」と首を横に振った。

（デイリースポーツの記事から引用）

また、公明党の北側一雄中央幹事会長が統一教会を「反社会的な団体」と指摘しているのですが、木原誠二官房副長官は「反社会的勢力という言葉をあらかじめ限定的、統一的に定義することは困難であり、答えを差し控えたい」と述べ、統一教会の活動を規制するつもりがないのは明らかです。霊感商法や多額の寄付強要で自民党の言うところの「美しい日本の家族」が壊されているというのに、何の対策も講じるつもりはないと政府が表明しているわけです

そうまでして統一教会にしっぽを振り続ける必要があるのか、と呆れてしまいます

すでにフランスなどいくつもの国が統一教会を反社会勢力、危険な宗教カルトと認定し、活動を禁止する措置を講じています。ローマ・カトリックは統一教会をキリスト教の教義を歪めた邪教であると認定しています。最大の被害国である日本が、なぜ統一教会の活動を放任し続けるのか不思議でなりません

過去にあれだけ統一教会の活動が社会問題として取り上げられたのに、与野党の政治家や地方自治体の長がいまだに統一教会との関係を維持しているのに驚き、呆れます

政治改革を主張するならば、まずは統一教会の取締りから始める必要があります

また、福田達夫総務会長は「自分は統一教会と関係ない」と発言しているのですが、祖父福田赳夫元首相（大蔵大臣だった時に）は統一教会の行事で教祖文鮮明を称えるスピーチをしており、福田家が統一教会とずぶずぶの関係だったのではないか、との疑惑が浮上しています。それでも関係ないと言い張るのでしょうか？

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