３歳児に熱湯を浴びせて殺害 松原被告起訴で公判はいつ？
２０２１年８月、大阪府摂津市で当時３歳の男児に熱湯を浴びせ死亡させたとして殺人罪で起訴された松原拓海被告ですが、裁判はまだ始まっていません
当ブログでは今年の２月にもこの事件に言及し、「起訴されたかどうか不明」と書いたところですが、改めて検索すると昨年（２０２１年）１０月に起訴されていたと判明しましたので、記事を貼っておきます
大阪府摂津市で、３歳の男の子に熱湯をかけて殺害したとして、母親の交際相手の男が殺人罪で起訴されました。
無職の松原拓海被告（２４）は今年８月、摂津市で交際相手の息子である新村桜利斗ちゃん（３）に熱湯を浴びせ続けて死亡させたとして、１３日、殺人の罪で大阪地検に起訴されました。
地検は、松原被告が起訴内容を認めているかどうかを明らかにしていませんが、逮捕前の警察の任意の調べには、「ふざけて徐々に温度を上げて遊んでいた」と話していたといいます。
事件の数日後、桜利斗ちゃんの母親と金銭トラブルを抱えていた知人らが、松原被告との会話を録音していました。
「何で（シャワーの温度を）上げたん？」という問いに対し、松原被告は「ただ・・・遊び、そういうことをしたのが今回初めてじゃなくて、前にもあって。安易に大丈夫かなという気持ちで」と答えていました。
逮捕後の松原被告は「熱湯を故意に浴びせていません」と容疑を否認し、現在は黙秘しているということです。
（ABCニュースの記事から引用）
松原被告自身、殺人罪で逮捕されるとは思っていなかったのでしょう。自分もこの事件の最初の報道を読んだ際、せいぜい傷害致死罪で起訴されて懲役２年か３年くらいで決着し、本人も反省などしないのだろうと想像しました
しかし、大阪府警は殺人の容疑で逮捕し、大阪地検も殺人罪で起訴しています。少しは本気を出した、というところでしょうか？
この事件では母親も松原被告に同調し、クッションで桜利斗ちゃんをぶっ飛ばし、その様子をゲラゲラ笑いながら撮影してインターネット上にアップしていました。母親は暴行罪で略式起訴され、罰金１０万円で決着したようです
大阪府摂津市で８月、新村桜利斗ちゃん（３）が母親の交際相手から熱湯を掛けられ死亡した事件で、大阪区検は１８日までに、桜利斗ちゃんを殴ったなどとして逮捕された母親（２３）を暴行罪で略式起訴し、大阪簡裁は罰金１０万円の略式命令を出した。いずれも１７日付。
起訴状によると、母親は交際相手の松原拓海被告（２４）＝桜利斗ちゃんへの殺人罪で起訴＝と共謀、６月２０日午後８時１０～３５分ごろ、円筒状のクッションで３回にわたり、桜利斗ちゃんの顔面を殴るなどしたとされる。
大阪地検は１７日、松原被告についても暴行罪で追起訴した。
（時事通信の記事から引用）
なお、上記の記事にもあるように松原拓海被告も暴行罪で追起訴されたのですが、そちらについては後日、不起訴処分（起訴猶予）となっています。本筋である殺人罪での裁判に力を入れるためでしょう
やけどによって皮膚がただれ、めくれかえるほどの重傷を負わせているのに、「故意ではない」との言い分が通用するはずはありません。弁護人は被告に殺意はないので殺人は成立せず、「傷害致死罪に問われるべきだ」と主張するものと予想します
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