安倍元首相撃たれる　「安倍が悪い」と語る小沢一郎: 夾竹桃日記

2022年07月08日

安倍元首相撃たれる　「安倍が悪い」と語る小沢一郎

昼から安倍首相が銃撃を受け、重体だと報道一色です

この事件については言及したいところが数多くあるのですが、あれもこれも語ると散漫になってしまいますので今日は２点だけ書きます

最初は警備の問題です

警視庁から派遣されたSPは１人だけであり、あとは地元奈良県警の警察官が警備についていたと報じられています。通常、選挙応援での街頭演説だと選挙カーの上から聴衆に語りかけるスタイルなのですが、なぜか今回は路上に立って行われました。選挙カーの上なら聴衆との距離があり、暴漢が近づいて刃物で刺すというのはまず不可能です（選挙カーの上へ上がる前、路上で待機しているところを狙われる危険はありますが）

なぜ、今回は路上での応援演説だったのか、選挙カーが準備できなかったのか、謎です

そして、奈良県警の警備体制も大いに疑問です。背後から犯人の接近を許しており、警備に穴があったのは明らかです。誰がこんな警備体制を決めたのでしょうか？

奈良県警本部長は更迭ものでしょう

第２点目は小沢一郎の発言です。安倍政権と敵対してきた野党も亡くなった安倍元首相を悼み、言葉を選んでそれぞれコメントを発しています

しかし、小沢一郎の発言だけは異質です

立憲民主党の小沢一郎衆院議員は8日、岩手県奥州市で行われた参院選の応援演説で、同日、安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件に触れ「端的に言えば、自民党の長期政権が招いた事件と言わざるを得ない」と述べた。小沢氏は演説後、記者団に発言の真意を問われ「社会が安定して良い政治が行われていれば、こんな過激な事件は起きない。自民党がおごり高ぶり、勝手なことをやった結果だ」と語った。

小沢氏は演説で安倍元首相の訃報に触れ、「私は彼のおやじさんの安倍晋太郎さんからの付き合いですから、大変残念で心からお悔やみ申し上げます」と発言。その上で「自民党の長期政権、長い権力が日本の社会をゆがめ、格差が拡大し、国民の政治不信を招き、その中から過激な者が暗殺に走った。社会が不安定になると、このような血なまぐさい事件が起きる」と持論を展開した。

（毎日新聞の記事から引用）

要約すると「安倍元首相の長期政権が日本の社会を歪め、格差を拡大しテロを招いた」という内容です

ただ、逮捕された犯人の動機はまだ不明であり、「日本の社会を歪め、格差を拡大したらテロで報復した」と断定できるものではありません

が、小沢一郎は断定しています

つくづくこんな人物が日本の首相にならなくてよかった、と思います。事実を見極めるのではなく、自分の主観のみで決めつける最低最悪の政治家です。首相になって舵取りをしたら、周囲の意見に耳を貸そうともせず日本をズタボロにしたに違いありません

それほど社会不安がひどいのか、荒廃しているのか、格差があるのか、と思いますし、仮にあったとして小沢一郎がそれを解決できるとは想像できないわけで

長期政権の弊害は確かにあるとしても、それが直接テロに結びつくという理屈は成り立ちません。安倍一強を招いたのは野党がだらしなかったからであり、野党の小沢一郎にこそ責任があります

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