河瀨直美監督 暴力体質なのか?

一般的には知られていないのですが、オリンピック開催の条件の1つに、「記録映画を制作する」と定められています
以前にも書いたように、ベルリン大会の記録映画でレニ・リーフェンシュタール監督の「オリンピア」や、グルノーブル大会を撮ったクロード・ルルーシュ監督の「白い恋人たち」のように名作として語られ続ける作品もあれば、すでに忘れられてしまった記録映画もあります。
が、あくまでも記録映画であり、テレビでこれでもかとオリンピックの各種競技の中継がされる現代において、記録映画を残す意義は薄れているのでしょう
以下のサイトで各大会の公式記録映画が見れます。関心のある方はどうぞ
https://olympics.com/ja/original-series/official-films/
さて、映画監督河瀨直美は自分の好きな監督で、いくつかの作品を見てきました。特にデビュー作である「萌の朱雀」は日本の山村の風景を絵画のように切り取り、叙情豊かな物語を表現した作品として強く印象に残っています
河瀬監督が東京大会の記録映画を撮ると報じられた際には、当ブログでも取り上げました。が、その後はいくつかの暴行事件が報じられ、人格に難ありの映画人と思わざる得ない状況です

河瀨直美監督の五輪記録映画 カンヌで絶賛も公開初日から空席だらけ!客ゼロの回も
https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/2104606/
河瀨直美監督(53)が総監督を務めた東京五輪公式記録映画『東京2020オリンピック SIDE:A』。
河瀨監督が代表を務める映像制作会社「組画」の公式サイトでは、《オリンピックという大きな舞台で、精一杯鍛錬してきたアスリートたちの姿を中心に5000時間750日間を越える記録とその記憶を凝縮しています》と紹介されている。
先日開かれた「第75回カンヌ国際映画祭」では、クラシック部門に選出され高い評価を得た本作。各メディアによると、カンヌのレッドカーペットを歩いた河瀨監督は、「世界で1番の映画祭という最高のお披露目の場だと思うので、ここカンヌにて、日本で行われたオリンピックの姿をお披露目できるのは誇りに思います」と語ったという。
そんな河瀨監督の渾身の作品は、ついに6月3日(金)から日本で公開された。ところが、週末にもかかわらずチケットの事前購入の売れ行きが芳しくないというのだ。
「東京都内の新宿、渋谷、池袋周辺の主要な映画館でも、公開初日の段階で空席が目立っています。もちろん当日に座席が埋まる可能性もありますが、土・日でも上映1回あたりの事前購入状況は10席前後のところが多く、1枚もチケットが売れてない回も。全国でも同様の客入りの映画館が多数あるといいます。
本作よりも前に上映された『トップガン マーヴェリック』『流浪の月』では、半数以上の席が埋まっている回や完売している回もあります。カンヌでも評価を得た作品ですので、公開初週の週末なら動員数も期待できると思ったのですが……」(映画関係者)
昨年、開幕直前まで波乱に見舞われながらも、17日間にわたって行われた東京五輪。しかしながら、本作の上映に反対する人も少なからずいたようだ。
「カンヌで上映される前に、日本で完成披露試写会が開かれました。そこには女性蔑視発言で東京五輪・パラリンピック組織委員会会長を辞任した森喜朗氏(84)も出席。さらには日本サッカー協会元会長で選手村村長の川淵三郎氏(85)や大会事務総長を務めた武藤敏郎氏(78)の姿もあったそうです。そんな会場の外では、本作の上映の中止を求める運動が行われていたといいます」(スポーツ紙記者)
(中略)
ですがその後も、河瀨監督が’15年10月に男性スタッフの顔面を殴ったと報じられたのです。どのような理由で殴ったかは不明ですが、男性スタッフは同誌の取材に『事実です』と語っています。今、映画界ではハラスメントの告発が相次いでいます。度重なる暴行報道に批判の声が上がるも、河瀨監督は沈黙を貫いたままです。一連の報道や河瀨監督の対応も、興行に影響を与えているかもしれません」(前出・映画関係者)
カンヌで喝采を浴び、凱旋上映が始まった東京五輪公式記録映画。だが国内との“温度差”ゆえに、大コケにならなければよいが。
(女性自身の記事から引用)


先に書いた通り、皆がテレビ中継でオリンピックを堪能したわけですから、東京オリンピックの公式記録映画に観客が列をなすとは思えません。一般公開しても不入りになるのは予想できた事態です。商業映画とは違うのですから
1964年の東京オリンピックの記録映画(市川崑総監督)は劇場公開でも人が集まり、なおかつ全国の小学校や中学校でも体育館で上映されるなど、一般観客動員750万人、学校動員1600万人の記録をつくり、当時の日本映画として最も多くの人に鑑賞された作品になっていますが、それも時代のなせる技でしょう
なので、重要なのは河瀬監督の暴行事件の方です。男性映画監督、男性俳優によるセクハラやパワハラが許されないように、女性映画監督による暴力も許されないのであり、両者を分けて扱う必要はありません
どれだけ素晴らしい映画を作ろうと、暴行を繰り返すようでは映画ファンから見限られてしまいます

映画「東京2020オリンピック SIDE:A/SIDE:B」予告


(関連記事)
東京五輪公式映画 河瀨直美監督起用
祝 河瀬直美監督 カンヌ映画祭カロスドール受賞
「萌の朱雀」
宇多田ヒカルの新曲 YouTubeで1日100万ヒット
第64回カンヌ映画祭 日本からは2作品がエントリー
カンヌ審査員賞 是枝監督「そして父になる」
カンヌ映画祭(2015) 日本映画の評価は
是枝監督のパルムドール受賞を羨む中国
東京五輪 経費爆増3兆円
東京五輪にサマータイム 提言の中身のなさ
東京五輪でサマータイム導入 批判殺到
リオ五輪「安倍・マリオ」を揶揄する韓国メディア
「リオ五輪日本は遺伝子を高めた結果」と書く中国メディア

この記事へのトラックバック