参院選　乙武氏立候補の疑問: 夾竹桃日記

2022年06月12日

参院選　乙武氏立候補の疑問

選挙に立候補するのをいつの間にか「出馬」と表現するのが当たり前になっています。自分もブログで「出馬」の表現を使ってきましたが、どうにも違和感を覚えるため立候補と書くようにします

さて、女性問題が週刊誌で取り沙汰され、６年前の参議院議員選挙への立候補を断念した乙武洋匡氏が東京選挙区から立候補予定だと報じられています

知名度からすれば当選の可能性が高いのですが、どうにも気色悪さが拭いきれません。周囲の女性スタッフ（複数名）を性欲処理係にしていたと暴露した報道が強烈だったからです。果たして乙武氏はあれ以来変わったのでしょうか？

参院選の東京選挙区（改選数6）から無所属で出馬予定の作家乙武洋匡氏（46）が11日、親交のある元Jリーガーで格闘家安彦考真（あびこ・たかまさ、44）が開いたミニ集会に出席した。

参加約30人の集会で、乙武氏は6年前、自らの女性問題で参院選出馬を断念した経緯をあらためて語った。今年2月に安彦の格闘家デビュー戦を観戦し「6年前の自分の不始末を蒸し返されるのが怖くて（参院選出馬を）迷ってウジウジしていた。でも安彦さんの戦う姿を見て吹っ切れた」と明かした。

東京選挙区からは乙武氏のほか、立憲民主党の蓮舫氏、公明党の竹谷とし子氏、共産党の山添拓氏、自民党の朝日健太郎氏の現職4氏に、元「おニャン子クラブ」のメンバーで自民党公認のタレント生稲晃子氏、日本維新の会の海老沢由紀氏、立民の松尾明弘氏、社民党服部良一氏、ファーストの会・荒木千陽代表、れいわ新選組の山本太郎代表、NHK党の6人、スマイル党からは込山ひろし氏も出馬を表明している。

（日刊スポーツの記事から引用）

無所属での立候補はともかく、議会ではどこかの政党に所属していないと政治活動がままならない現実があります。与党と行動をともにするのか、野党として活動するのか、旗色が不明では有権者も支持できないのでは？

さらに書くと、本気で政治家を目指すのであれば地方議会の議員からスタートし、経験を積むのが一番です。同じく参議院選挙に立候補する予定の松野明美は熊本市議会、熊本県議会の議員を務め、実績があります。しかし、名の売れたタレント、スポーツ選手などは自分の人気に溺れ、いきなり衆議院議員選挙や参議院議員選挙に立候補する傾向があります。「全国区の人気があるから地方議会の議員などやってられない」と思うのか、いきなり国会議員を目指すわけです

乙武氏もスキャンダルを反省したというのであれば地方議会から始める手もあったはずですが、そんな地道な選択は彼の中になかったのでしょう

有権者の判断がどう傾くのかはわかりませんが、自分は乙武氏を信用できませんし、国会議員にふさわしいとは思いません

追記：参議院議員選挙の結果、乙武候補は落選しています

（関連記事）

衆議院補欠選挙　乙武候補落選

https://03pqxmmz.seesaa.net/article/503155599.html

衆議院補欠選挙　売名行為やら選挙妨害

https://03pqxmmz.seesaa.net/article/503080125.html

乙武洋匡の衆議院補選立候補　批判浴びる

https://03pqxmmz.seesaa.net/article/502916776.html

乙武洋匡氏　都内で２５０人集め誕生パーティ

https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201604article_6.html