参議院議員選挙(2022)タレント候補乱立の愚

またしても参議院議員選挙にタレント候補を擁立すべく、与野党とも必死になっています
タレントの知名度にすがるのも問題ですが、まったくの政治の素人をいきなり国会議員にするのがどれだけ愚かな行為なのか、ベテラン政治家は理解しているはずなのに平気でそれをやるのですから呆れます
法案の読み方も理解できない、国の予算の仕組みも知らない人物が国会議員バッジをつけてどうなるのか、いちいち書くまでもありません
もちろん、タレント候補とされながら当選後は懸命に学び、真っ当な議員活動をしている方がいるのも事実です。しかし、すべてのタレント候補が当選後に政治家として大成できるわけでないのであり、国民をバカにした参議院選挙候補者選びは止めてもらいたいものです


1980年代後半に人気を博したアイドルグループ「おニャン子クラブ」の元メンバーで、今夏の参院選東京選挙区(改選数6)に自民党から立候補を予定しているタレントの生稲晃子(54)が29日、都内で初めて街頭演説を行った。
大井町駅前(品川区)に立った生稲はシンボルカラーに採用したピンク色のジャンパーに茶色のスニーカー姿。乳がんの闘病体験を踏まえ「仕事と病気治療の両立」に向けた支援の推進を訴えた。柔和な笑みを浮かべて元アイドルらしさを発揮したが「私をテレビで見たことがある人はいますか?」と問いかけたり「名前と顔をどうか覚えてください」とギュッとマイクを握りしめて聴衆の反応をうかがうシーンもあった。
安倍政権下の16年に開かれた「働き方改革実現会議」で民間議員を務め、議長を務めた安倍晋三首相(当時)らの前で自身の思いを語る姿が自民側に高く評価されたほか、元おニャン子の肩書が多数の票を得られるとして出馬を打診された。ただ、ここに来て「党内で知名度不足がささやかれている」(永田町関係者)という。激戦の東京選挙区の目玉候補だが「党の調査では想定した数字よりずっと選挙区に名前が浸透していないことが分かり、衝撃を受けている幹部もいる」と自民関係者は言う。おニャン子としての活動期間は約1年と短く「当時の人気は中高生を中心に局地的だったことが背景にあるのではないか」との見方も党内で流れ始めた。
アイドル時代を知らない若年層への浸透も課題だ。実際に、演説する生稲の前を歩いていた19歳の女性2人組は「おニャン子というグループ名は聞いたことがあるが、メンバーの名前までは知らない」と素通り。一方で生稲の人気を知る中高年層では握手を求める人が相次ぎ「サイン下さい!」と色紙とペンを差し出す男性もいた。陣営は今後街頭演説を重ねたり、メディアへの露出を増やすなどしてさらなる浸透を図る考えだ。
(中略)
《東京選挙区は激戦》全国最多となる改選数6の東京選挙区には、前回(16年)の参院選で約112万票を獲得しトップ当選した立憲民主の蓮舫氏のほか、現職は公明の竹谷とし子氏、共産の山添拓氏、自民の朝日健太郎氏が立候補を予定。立民は新人の松尾明弘氏を公認。ほかに日本維新の会の海老沢由紀氏、都民ファーストの会の荒木千陽代表らが出馬を表明するなど激戦区となっている。
(Sponichi Annexの記事から引用)


この他、俳優の中条きよしが維新の候補として立候補を表明しています
2019年の参議院選挙に立憲民主党から立候補した元モー娘。の市井紗耶香は、今回立候補しないと表明しています
立憲民主党はタレントの高見知佳を愛媛選挙区から立候補されるのだとか。この他にも数名、立候補する人が出るものと思われます
また、熊本市議会議員(2期)、県議会議員(2期)をそれぞれ務めた元マラソン選手の松野明美も参議院議員選挙に出ると予想されます。彼女の場合、かつて国会議員の選挙に出ると表明して批判を浴びた経緯もあるのですが、その後は地方議会の議員を経験し、しっかりと経験を積んでいます。知名度だけをウリにしたタレント候補と一緒にするのは失礼でしょう
タレント、アイドル、俳優が本気で政治をやろうというなら、まずは地方議会議員になって経験を積み、勉強してから国会議員選挙に出ればよいのですが、彼ら彼女らはそう思わないのです。「自分は芸能界で実績があるから、国会議員になれる。いまさら市議会議員や県議会議員などやれるか」と
政治の世界がそんなに甘いものではなく、タレントや俳優としての実績などまったく通用しないのですが

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