鎮西大社諏訪神社セクハラ問題 宮司開き直り

今年の1月に当ブログで取り上げた長崎県の鎮西大社諏訪神社でのセクハラ事件の続報です
この件は昨年秋から、池田剛康宮司のセクハラが問題となり、辞任を求める騒動が続いているものです
セクハラを訴え出た女性は損害賠償請求額1万円を求める民事訴訟を起こしており、金銭目当てではなくセクハラを認めて謝罪してもらいたいとの思いなのでしょう
しかし、池田宮司はセクハラはなかったと開き直っており、セクハラ問題を追求する禰宜(宮司の部下にあたる神職、この下に権禰宜がいます)2人を、話し合いの場のやり取りを無断で録音し、メディアに公開したのは名誉毀損に当たるとして損害賠償を求める民事訴訟を起こすと述べています


女性へのセクハラ疑惑で係争中の諏訪神社の宮司が、部下2人に名誉を傷つけられたとして、近く、損害賠償を求める裁判を起こす方針です。
この問題は、長崎市の女性が、2016年10月から2021年8月までに諏訪神社の宮司から7件のセクハラを受けたとして、損害賠償を求め長崎地裁に訴えているものです。
宮司の部下にあたる禰宜2人は、セクハラを訴える女性から被害の相談を受けて、事実関係を確認するため、宮司に聞き取りを行いました。
女性は、宮司から「抱き寄せられた上キスを求められた」と訴えていて、これについて禰宜側に釈明する宮司の音声が、本人の了承なくメディアに公開されました。
宮司の代理人弁護士によりますと宮司は「女性を抱き寄せていない」と主張していて、発言が公開されたことで、名誉を傷つけられ精神的苦痛を受けたとして損害賠償を求め近く、禰宜2人を提訴する方針です。
(長崎放送の記事から引用)


禰宜側に釈明する宮司の音声が本人の了承なくメディアに公開された、というのが提訴の理由らしいのですが、これは無理筋でしょう。内部告発をするのに、セクハラを行った本人の承諾を得る必要などないわけで
70歳を過ぎた老人の「愛人になれ」というスケベな要求に20代の女性がホイホイと応じるはずはないのであり、勘違いもはなはだしいものがあります
プライドが邪魔してセクハラを繰り返したと認められないのかもしれませんし、責任を問われて辞任するのも嫌なのか
セクハラを訴えた女性の民事裁判は続いており、近く決着するはずです。宮司は「セクハラをしたという証拠はないはず」と思っているのでしょうが、どこでどのようなシチェーションでセクハラを受けたか、女性の証言に具体性があれば訴えが認められる可能性があります。逆に、「セクハラをしていない」とする宮司の側にも明白な証拠はないのですから、どこまで具体性のある証言ができるかが問われます

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