和歌山児童相談所職員　保護少女わいせつ初公判: 夾竹桃日記

2022年04月26日

和歌山児童相談所職員　保護少女わいせつ初公判

和歌山県子ども女性障害者相談センターの元職員浅野紘平被告（３０）は、去年５月から８月にかけて一時保護所に入所していた１８歳未満の少女に対し、職員としての立場を利用してわいせつな行為をしたとする児童福祉法違反の罪に問われ起訴されていました。その初公判が開かれたと報じられています

浅野被告は２０１５年に強制わいせつ事件を起こし、罰金刑を言い渡された前科があるわけですが、なぜそんな性犯罪者を児童相談所の職員として採用したのか、と前回書きました

和歌山県の職員の弁解としては、公務員の採用にあたっては禁錮ないし懲役の有罪判決があれば欠格条項に該当し採用できませんが、「浅野被告の場合は罰金刑だったので採用した」のだとか。しかし、罰金刑といえども強制わいせつ事件であり、交通違反とは違います。感覚がズレていると言うほかありません

18歳未満と知りながら、児童相談所に一時保護されていた少女に、わいせつな行為をさせたとして、児童福祉法違反の罪に問われている県の元職員の男の初公判が、今日、和歌山地方裁判所で開かれ、男は起訴内容を全面的に認めました。

起訴されたのは、児童相談所の機能を持つ、県子ども・女性・障害者相談センターの元福祉主事、浅野紘平被告30歳です。

起訴状などによりますと、浅野被告は、去年5月から8月にかけて、18歳に満たないと知りながら職員としての立場を利用し、児童相談所に一時保護されていた県内の当時14歳の少女に、6回にわたってわいせつな行為をさせた、児童福祉法違反の罪に問われています。

今日の初公判で浅野被告は、「間違いありません」と起訴内容を全面的に認めました。

検察側は冒頭陳述で、浅野被告に別のわいせつ事件などの前歴があることをはじめ、少女は、浅野被告が話をしてくれなくなるのを恐れて、行為を断られなかったなどと経緯を明らかにしました。

（テレビ和歌山の記事から引用）

元職員と記事に書かれていますので、懲戒免職処分を受けたのでしょう

和歌山県の児童相談所といえば、林真須美死刑囚の孫にあたる鶴崎心桜さん（当時１６歳）が実母や義父から激しい暴行を受けて死亡した際に、「児童相談所の対応に問題はなかった」と実態調査もせず断言した無能な役所です

その職員が一時保護中に少女にわいせつ行為をして逮捕起訴されたのですが、強制わいせつで前科持ちだったという話なのですから呆れて言葉もありません。和歌山県は性犯罪者を雇用し、性犯罪の場を提供しているのですから

どれだけ失態を重ねれば、職務を見直し、職員の綱紀粛正が図れるのやら

通常この手の裁判では懲戒免職になったことで、「既に社会的制裁を受けている」と判断され執行猶予付きの有罪判決が出されるのですが、浅野被告には短期の刑であっても実刑を科してもらいたいものです

できれば被害に遭った少女の側も、和歌山県相手に損害賠償請求訴訟を起こしてもらいたいくらいです。そこまでしないと児童相談所の体質、緩みきった職員の意識は変わらないでしょう
追記：和歌山地裁は朝の被告に対し懲役３年、執行猶予５年の判決を言い渡しています

（関連記事）

和歌山児相職員　保護少女わいせつで執行猶予付き判決
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/202210article_34.html
和歌山児童相談所職員　保護少女わいせつで起訴

和歌山児童相談所職員　保護少女にわいせつで逮捕

気仙沼市職員　女児へのわいせつを公判で否認
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/501648508.html
気仙沼市児童センター職員　女児へのわいせつで逮捕
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/501209584.html
沖縄児童相談所職員　女児にわいせつ行為で起訴
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/500298915.html
横浜児童相談所職員　淫行で罰金５０万円

横浜児童相談所職員　あくどい手口で少女と淫行

横浜児童相談所職員２人を少女との淫行で逮捕

福岡　児相職員が強制わいせつで逮捕

児童自立支援施設で暴力を振るう職員

児童養護施設職員が男児に強制性交で懲役８年

児童養護施設職員が強制性交容疑で逮捕　福岡