キムタク娘のホラー映画「牛首村」　期待はずれか: 夾竹桃日記

2022年02月25日

キムタク娘のホラー映画「牛首村」　期待はずれか

木村拓哉の娘Kokiが主演するホラー映画「牛首村」が公開されていますが、興行収入ははかばかしくないようです

彼女を批判する気はないのですが、映画にも出演した実績がないのに２０１８年には「エル・シネマアワード２０１８」において「エルガール・ライジングスター賞」を贈るという芸能界の忖度ぶりには正直呆れました

何をそこまで特別扱いする必要があるのでしょうか？

そして初の主演映画がホラーというのも首を傾げたくなります。工藤静香の宣伝通り、彼女がモデルとしても女優としても国内外から注目されているというのなら、ヨーロッパの巨匠映画監督作品に主演し、全編英語かフランス語で通すくらいでよいのではないか、と言いたくなります

以下、週刊女性の記事から引用します

Koki, 『牛首村』興行苦戦の背景にどっちつかず？工藤静香の“女優売り出し”戦略に誤算

https://www.jprime.jp/articles/-/23326

2月18日に公開された、木村拓哉と工藤静香の次女・Koki,の主演映画『牛首村』。女優の道を歩み始める“大型新人”の華々しいデビュー作になるはずだったが、思ったほどの結果を残せていないようだ。

「初週の興行収入ランキングは4位と悪くはない印象を受けますが、年末年始と春休み前はいわゆる“谷間”とされていて、話題作の公開が比較的少ない時期でもあります。

そして肝心の興行収入は約1.2億円ほどと、同じく清水崇監督の『犬鳴村』（2020年公開）が初週2位で1.5億円と思えば検討した数字に映るかもしれません。ただ、大体的な宣伝活動やスクリーン数を踏まえると少々物足りなさは否めません」（映画情報サイト編集者）

興行収入が見込める、期待される映画は全国の上映館数を増やすのが定石で、最終的に14億円を超えた、ホラー映画としては大ヒットとされる『犬鳴村』が210館であるのに対して、『牛首村』はというと321館。ちなみに木村拓哉主演の『マスカレード・ナイト』（2021年）は352館で公開されたことから、Koki,のデビュー作は成功ありきで製作されたのは容易に想像できる。

2018年には『エルシネマアワード2018』にて、映画未出演ながら「エルガールライジングスター賞」を受賞したKoki,。もちろん、まだ公開1週目だけに今後“大化け”する可能性もある『牛首村』。

女優デビューしたKoki,の演技

しかし、同作を鑑賞した映画ライターは「ちょっと、どっちつかず感が……」と言葉を濁らせる。やはり、モデルから鳴り物入りで女優“転身”したKoki,の演技に問題が?

「いえ、少々オーバーな部分は見受けられましたが、初演技とは思えない安定したお芝居だったのでは。細やかな演技を多くは必要としないホラーは、しばしばアイドルやモデルの“登竜門”として用意されがちですが、Koki,さんはすでに女優の雰囲気があるというか、さすがはキムタクさんの娘といったところ」

（中略）

しかし、『牛首村』はただのホラー映画ではなかった。木村と静香の次女の記念すべき女優デビュー作なのだ。

「ホラーに傾向すると苦手な観客から敬遠されて、ホラーファンばかりが楽しむ作品になりがち。他ジャンルとは違って興行収入が大きく伸びにくいのもそのためです。よって“女優・Koki,”を広くアピールするために、万人が観ることができる“G”作品として撮る必要があったのではないでしょうか。

良くも悪くも彼女のために撮った印象。これはKokiさんサイド、つまりは静香さんの意向とは言いませんが、デビュー作にホラー映画を選んだのであれば、また女優として本格的に活動していくのであれば、世間のイメージを180度変える、あっと驚くような描写があってもよかったのかな、とは思いますね」（同・映画配給会社営業スタッフ）

モデルか女優か、Koki,自身が“どっちつかず”にならなければいいけども。

またどこかの映画評論家を使ってKokiの演技を絶賛するような記事でも書かせるのかと思いきや、結構辛口の内容です

もっとも、日刊ゲンダイなどは「Kokiの女子高生姿を見るだけでも価値がある」などと、高評価とも低評価とも受け取り難い記事を載せていたりします。もちろん、Kokiの女子高生姿を見るためだけに１８００円払うのはよほどもマニアだけでしょう

あるいは折角の休日にシネコンへ出向き、ホラー映画を選ぶ家族がどれだけいるのやら

自分はホラー映画が嫌いなので（怖いので）見る気にもなれません

それにしても３２１館で公開とは、随分と配給会社も力を入れたものです。ハリウッドの大作、人気映画と肩を並べる規模です

しかし、これでコケたなら目も当てられないわけで、メディアを使って宣伝しまくり、You Tuberによいしょ動画をアップしてもらい、何が何でも興行収入１０億円越えを狙うのでしょう

デビュー作でコケたとしても女優の看板に傷がつくわけでもないのに（挽回する機会はあるわけで）、Kokiのデビュー作である以上は数字を捏造してでも「大ヒット」にしないと工藤静香は納得しないのかもしれません

おそらく今週末の金曜日から日曜日でどれくらい客を呼び込めるか、にかかっているはずです。公開から２週目を過ぎても客が不入りなら、他の作品に切り替える映画館が続出します

「牛首村」