高槻市マンション殺人事件　男子高校生死亡: 夾竹桃日記

2022年02月21日

高槻市マンション殺人事件　男子高校生死亡

高槻市のマンションに宅配便業者を装って侵入し、部屋の住人である女性を殴打し意識不明となる重症を負わせた男子高校生が死亡した、と報じられています。男子高校生は刃物で胸を刺し、自殺を図ったものと見られています

せめて意識不明となった女性は助かってほしいのですが、頭部を激しく殴打されていますので予断は許さない状態でしょう。また、命は助かっても意識が戻らないままだとか、意識は回復しても重い後遺症が残る場合も考えられます

大阪府高槻市の集合住宅で住人女性（40）と私立高校の男子生徒（17）が意識不明の状態で見つかった事件で、大阪府警は20日、男子生徒が19日深夜に死亡したと発表した。胸に刺し傷がある状態で発見され、府内の医療機関で治療を受けていた。女性は今も重篤な状況が続いている。

府警は男子生徒が女性を襲った可能性が高いとみているが、事情聴取を実施できなくなったことで事件の全容解明は困難になる恐れがある。21日に司法解剖を実施する予定で、死因や事件当時の状況について捜査を進める方針。

捜査関係者によると、男子生徒は女性と同居していた長女と中学時代の同級生。数年前に交流があったが、最近は連絡を取っていなかった。長女は捜査員から男子生徒の身元を告げられるまで「知らない人が泥棒に入った」と話していたという。長女は事件当時に自宅にいたが、逃げ出して無事だった。

男子生徒は中学を卒業後、別の高校に進学したが、「勉強についていけない」などとして自主退学していたことが分かった。現在の私立高校にはその後に通うようになったとされ、府警は事件前の生活状況についても調べている。

女性と男子生徒は14日午後6時ごろ、集合住宅2階の女性宅前の通路で発見された。女性は頭蓋骨（ずがいこつ）を骨折し、男子生徒には刺し傷が確認された。男子生徒はこの直前、宅配業者を装って女性宅に押し入り、抵抗した女性ともみ合いになったとされる。

現場には特殊警棒やサバイバルナイフなど多数の凶器が残されていた。府警は事件後、男子生徒宅を殺人未遂容疑で家宅捜索。男子生徒が以前から襲撃を計画していたとの見方を強めており、押収した男子生徒のパソコンなどの解析を進めている。

（毎日新聞の記事から引用）

現時点で警察は男子高校生を容疑者と断定し、家宅捜索を実施したわけですが、被疑者死亡のまま犯行の経緯は闇の中になるのでしょうか？

おそらくは犯行計画など、パソコンか携帯電話に残しているものと予想します。容疑者が未成年者とあって、保護者が民事上の責任を問われます

男子高校生がどのような家庭で育ったのか、報道はありません。が、週刊誌などは氏名や住所を警察から聞き出し、取材を始めているのでしょう。男子高校は手錠や拘束用のロープ、特殊警棒といった道具を持ち込んでおり、それらはネット通販で入手したものと考えられます。通販の商品がやたら息子宛に届く状況を、保護者は不審に思わなかったのか？

親が働いていて日中不在なら、通信制高校の男子生徒は自宅で宅配便を受け取れますし、親も気がつかない…と考えられます

また、宅配業者を装ってマンションに侵入したとされますが、それが運送会社の正規の制服だったのか、それに似せた作業衣だったのか、はっきりしません。かつてはメルカリでヤマト運輸の制服が売られていた事実があります

宅配業者を装う侵入強盗事件もあり、その辺りは新聞各紙とも記事には書き辛い事情があるのでしょう（ヤマト運輸では制服が悪用されないよう管理を厳重にしていますが、それでも制服の貸与を受けたまま退職し、連絡もつかなくなる人間がいます）

別の報道によれば、男子高校生が持ち込んだ凶器の中に注射器があったと書かれており、これも気になります。玩具の注射器なのか、それとも医療用である針つきの注射器なのか。そして、注射する薬剤も所持していたのか

精神科への通院歴があるなら睡眠導入剤など処方されていた可能性もあり、それを水で溶いて注射し眠らせようと計画してたのかもしれません

いずれにせよ、警察の捜査の進展を待つしかないのですが

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