女子高生をワイヤーで拘束男 公判の行方は

2020年8月、横浜市のマンションに監禁されていた女子高生が警察に助けを求める電話をし、保護される事件がありました。女子高生はワイヤーロープで身体を拘束されており、誘拐容疑で後藤弘泰容疑者が逮捕されています
その後、続報らしい続報もないまま経過していたのですが、公判予定の中に後藤被告の名前を見つけましたので取り上げます
既に裁判が始まっていたわけです。最近の傾向として、性犯罪(特に被害者が未成年の場合)はあまりメディアが取り上げないようしているのではないか、と思われます。被害者への二次被害を防ぐため、メディアと裁判所との間で申し合わせでもあるのでしょうか?
当ブログはあくまで事件を追うために書いているのであり、被害者がどこの誰であるか特定しようという狙いはありません
まずは2020年8月の逮捕時の状況のおさらいで、当時の報道を貼っておきます


高校生の10代女性の体にワイヤロープを巻き付け自宅に監禁したとして、埼玉県警が逮捕監禁の疑いで逮捕した会社経営、後藤弘泰容疑者(44)=横浜市鶴見区=が、平成29年に発生した神奈川県座間市の男女9人殺害事件に関して「影響された」という趣旨の供述をしていることが7日、捜査関係者への取材で分かった。
座間市の事件では、複数の罪で起訴された被告が、SNS(会員制交流サイト)などに自殺願望を書き込んだ女性らを誘っていたとされている。
県警によると、今回の事件で後藤容疑者は、SNSで知り合った高校生を自宅に誘い出したとみられる。高校生は事件発覚の約1カ月前から行方が分からなくなり、保護者が行方不明届を提出していた。県警は、2人が連絡を取り合った状況などを詳しく調べ、誘拐容疑でも捜査を進める。
(産経新聞の記事から引用)


補足すると、被害者である女子高生はSNSに自殺したいとほのめかしたところを後藤被告に誘い出され、マンションに監禁されてしまったようです
さて、裁判の方ですが、後藤被告は逮捕監禁容疑で逮捕されたものの、強制性交罪等で起訴されています。「」の中には当然、逮捕監禁も含まれます
さいたま地裁で裁判を傍聴し、その記録をアップされている「傍聴絵日記」さんのブログによれば、わいせつ誘拐、強制性交、逮捕監禁、児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反事件の名称になっています
後藤被告の言い分としては、「最初からわいせつ行為を目的に誘ったものではない。性行為には合意があった」として容疑を一部否定しています
これだけやっておいて、どの辺りを否定できるものなのか、と呆れます。なお、女子高生を撮影した児童ポルノ作成については認めているのだとか
女子高生を鉄パイプで造った拘束台にワイヤー、手錠、足かせで縛り付けていますので、合意もへったくれもないでしょう。さらに、女子高生の体内からは後藤被告以外の複数人の精液が採取されており、仲間を誘って輪姦していたものと推測されます。仲間の名前を自供したのかどうかは不明です
後藤被告への判決言い渡しは3月22日に予定されています。強制性交罪は懲役5年以上の有期懲役ですから、最長で懲役30年となります。後藤被告の罪状を考えると懲役30年でのヌルい気がします。情状酌量の余地など皆無ですし(女子高生を監禁しないと死ぬ病気に罹っていたわけでもないはずで)

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