旭川いじめ凍死事件7 加害者は無反省

一向に事実関係の解明が進まず、加害者の処罰にも結びつかない旭川のいじめ凍死事件です
文春オンラインでは当時、関係した中学生の男女は14歳以下であり、少年法の対象ではなかったので触法少年という扱いにし厳重注意にとどめた、と書かれています
そこは触法少年として、警察から児童相談所へ通告するのが法令上の規定なのですが、旭川の児童相談所に通告がされたのかどうか、不明です
12歳だから、13歳だから事件を起こしても放置、という扱いにはしないはずで、児童相談所が介入し家庭状況や就学状況を調べ、必要に応じて一時保護したり、児童自立支援施設(教護院)に送致する流れです。なので、実際の扱いがどうであったのか、疑問です
さて、週刊文春は加害者とされる少年少女とその保護者に直接取材し、記事にしています
ただ、あくまで記者が質問する形式ですから、取材を受けた少年少女が事実を語っているのかどうかは判然としません。そう踏まえた上で読んでいただくしかないのですが


「正直何も思ってなかった」自慰行為強要、わいせつ画像拡散のイジメ加害生徒らを直撃【旭川14歳女子凍死】《旭川市長が解決へ決意》
(前略)
自慰行為を強要した時の経緯
――公園で爽彩さんが自慰行為を強要された件は覚えていますか?
「……いや。あ、(自分も)いた」
――誰が指示をしていたのでしょうか?
「あぁ、それはD子が言ってた」
――自慰行為を強要されて、爽彩さんは嫌がっていたのではないですか?
「うーん……まぁ、うん」
――どういう経緯でそうなったのでしょうか?
「えぇ? そのときC男もいたから、C男が写真の件の話を出して、じゃあできるならここでやってみろよ、みたいな。確か。それでD子がやれって言った」
――その時、A子さんはどうしていましたか?
「うちとB男は離れてた。その場から。見たくもないし聞きたくもないし」
「どっちにせよ最終的には(自慰行為を)やってるんだから」
――A子さんがイジメの主犯格だったという証言もあります。
「私ではない。別のZ中学の子(C男、D子、E子)が私を悪者にしている」
――これらの行為をイジメだと思いませんか?
「うーん……別にどっちでもないんじゃないです? 本人最初嫌がっていたとしても、どっちにせよ最終的には(自慰行為を)やってるんだから」
――爽彩さんがウッペツ川へ飛び込んだ事件については覚えていますか? 
「あれは(爽彩さんが)自分から飛び込んだ」
――どうしてそうなったのでしょうか?
「どうして? わかんないです。死にたくなったんじゃないですか?」
――爽彩さんに向かって「死ぬ気もないのに死にたいとか言うなよ」と言っていたという証言があります。
「それは言いました。周りに小学生いるのに死にたい死にたいとか、死ぬ死ぬとか言ってて、どうせ死なないのに次の日またあそこの公園に現れてたから。小学生にはそういうのはダメでしょ? と思って言ったんです」
亡くなったと知って「正直何も思ってなかった」
――爽彩さんが亡くなったと知ってどう思いましたか?
「うーん、いや、正直何も思ってなかった」
A子に長時間話を聞いたが、最後までイジメに対する謝罪も、爽彩さんが亡くなったことに対するお悔やみの言葉もなかった。
(以下、略)


A子にしろB男にしろ、爽彩さんを友達だと思っていたわけでもなく、仲間として結びついていたわけでもなく、単なる壊れたら捨てるだけの玩具としか見ていなかったのが伝わってきます
暇つぶしのために弄り倒し、もてあそんで捨てるだけの存在で、何の感情も抱いていないのでしょう
なので、爽彩さんの死を聞いても、「正直何も思ってなかった」という答えは本音だろうと思われます
もちろんいじめているとの自覚もなく、爽彩さんの気持ちを推し量ったりはせず
ですから、死んだと聞いても心が動くはずはなく、「ああ、そんな奴いたっけ?」と、あっけらかんとしていられるのでしょう
当然ながら、文春オンラインの報道で世間が熱くなっているのを知ったところで、「なんで騒いでんの?」と返すだけです
A子の世界にもB男の世界にも爽彩さんは存在しておらず、関心もなく、何の感情も持ち合わせていない。これほど残酷なまでに人の存在を無視できるものか、と思ってしまいます
ただ、A子やB男のように、こどもの頃から歪んでしまった少年少女の場合にありえる話であって、教師や校長、教育委員会という立場にある者は別でなければなりません
ところが旭川の事件では、これまでにも書いてきたように教師や校長といった人たちが爽彩さんの存在を歯牙にもかけないような振る舞いをしているのが異常です
第三者委員会に強制的な調査権はなく、あくまで任意で話を聞くしかないのであり、事情聴取を拒否しても、虚偽の申し立てをしても処罰はされません。これではいつまで経っても真相に辿り着けないのであり、地方自治法第100条に基づき、いわゆる100条委員会を設置し強制調査に踏み切るべきでしょう
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