菅直人元首相「橋本はヒトラー」発言
閣僚や与党政治家の発言の一部を切り取り、「問題発言だ」と騒ぎ立てるのが野党のやり口です。しかし、野党の政治家の発言については「問題ない」とか、「一政治家の個人的な意見にすぎない」と片付け、問題視しないケースが見られます
さて、立憲民主党の最高顧問の職にある菅直人元首相はツイッターで、橋下徹元日本維新の会代表を槍玉に挙げ、「ヒトラーを思い起こす」と書いて物議を醸しています
日本維新の会の抗議に対しても、発言は取り消すつもりがないと強硬な姿勢なのですが、世間一般からは「こんなことをしているから立憲民主党は支持が広がらないのだ」と厳しい批判が寄せられています
菅直人元首相は自分の政治見識に自信満々なのでしょうが、国民の多くは呆れています
立憲民主党の菅直人元首相が26日、自身のツイッターを更新。「ヒトラー」発言で日本維新の会から謝罪を求められていることに、「応ずるつもりはない」との考えを明かした。
菅元首相は21日に「橋下氏をはじめ弁舌は極めて歯切れが良く、直接話を聞くと非常に魅力的。しかし『維新』という政党が新自由主義的政党なのか、それとも福祉国家的政党なのか、基本的政治スタンスは曖昧。主張は別として弁舌の巧みさでは第一次大戦後の混乱するドイツで政権を取った当時のヒットラーを思い起こす」とツイッターに投稿。
これを受け日本維新の会代表の松井一郎大阪市長が22日のツイッターで「元総理であり現在も立憲の最高顧問の菅さん、貴方何を言ってるか?解ってるんですか!民間人と我々をヒットラー呼ばわりとは、誹謗中傷を超えて侮辱ですよね。立憲は敵と思えばなんでもありという事ですか?正式に抗議致します」と抗議。
日本維新の会から謝罪を要求されていた菅元首相は「私の21日のツイッターに関し、維新から立憲の泉代表に抗議文が届けられた。ツイッターは党の指示ではなく私の一存で発した、私の感想を述べたもの。維新からは私には直接何も言ってきていない。私のツイッターに抗議するなら私にするべき。いずれにしても的外れな謝罪要求に応ずるつもりはない」と謝罪する意思がないことを明かした。
(スポーツ報知の記事から引用)
元NHK解説委員で放送ジャーナリストの柳沢秀夫さん(68)が24日、フジテレビ系「ライブニュースイット!」の生放送に出演。立憲民主党最高顧問の菅直人元首相が自身のツイッターで、日本維新の会を創設した元大阪府知事の橋下徹さんについて「ヒットラーを思い起こす」などと投稿したことに関し、「言い過ぎだ」「これでは政治の議論はできなくなる」などと苦言を呈した。
加藤綾子アナウンサーから「ナチスになぞらえるのは、どんな例えでも使ってはいけないものだと思う。国際的な視点、価値観を考えずに発言しているとしたら驚いてしまいますね」と振られ、柳沢さんは「言い過ぎだ。思ったことを言っただけだと言いたいのかもしれませんけど、ほかの言い方、例えができる。なぜそれができなかったのか」と疑問視。注目を集めるための表現のようにもとれてしまうと分析した上で、「立憲民主党の最高顧問ですから、国民の目にどう見えるのか考えてほしい」と切り捨てた。
(中日スポーツの記事から引用)
この菅直人立憲民主党最高顧問の発言を巡っては、立憲民主党の逢坂誠二代表代行は「個人的には、ヒトラーを例に挙げてさまざまなことを言うのは、あまり好まないやり方だ。菅氏の個人的な発言なので、党としてどうこうということは特段必要ないと思う」と述べ、放任する構えを示しています
が、公党としてそんな対応で良いのか、と思うばかりです
菅直人がどれだけの認識、理解をもって「ヒトラーを思い起こす」と書き込んだのかは理解しかねますが、「ヒトラー」というレッテルを貼りたいだけだったのでは?
大衆を煽り、味方につけ政権を奪取するやり方がヒトラーに似ていると言いたいのかもしれませんが、安易にその名を出すべきではありません
橋下徹がどう反応するのかは分かりませんが、名誉毀損で菅直人を相手に民事訴訟を起こせば、菅直人の発言は単なる論評の域を超えて名誉を毀損するものと認められるでしょう
それでも菅直人は「自分の発言は間違っていない」と固執しそうな気がします。もはや単なる偏屈ジジイであり老害です
立憲民主党は最高顧問の職から菅直人を外さないと、次の参議院議員選挙でも敗北するでしょう
(関連記事)
漢字の読み間違いどころではない菅直人語録
菅直人首相違法献金で進退窮まる
菅直人内閣発足の遅れ
内閣改造 国民の怒りを理解できない菅首相
朝日新聞「天声人語」で橋下徹を中傷する表現
橋下市長を攻撃した週刊朝日が降伏宣言
橋下市長対週刊朝日 終わらないバトル
橋下市長の家系・素性を攻撃する週刊朝日
大津の中学生自殺 橋下市長「いじめをなくすのが行政の仕事」
精神科医香山リカによる橋下批判問題の波紋
大阪刺青問題 毎日新聞記者が調査を批判
大阪市刺青問題 嫌悪を示す人も多い
卒業式の国歌斉唱拒否 「教師生命をかけて反対」
文楽の危機 大阪市補助金凍結
朝まで生テレビ 橋下市長対批判者