都議会選当選の木下議員 初公判で懲役10カ月求刑

東京都議会選挙に当選したものの、選挙期間中に無免許運転がバレて大騒ぎになった木下富美子被告の裁判があり、検察側は懲役10カ月を求刑しています。無検挙運転を7回繰り返したとして道路交通法違反に問われているわけですが、実際には無免許のまま毎日のように車を運転していたものと推測され、規範意識の乏しさには吐き気すら覚えます
それでも、「無免許運転はそんなに悪いことではない」と開き直り、議員辞職に応じようとしなかったのはご承知のとおりです


昨年7月の東京都議選の期間中などに無免許運転を7回したとして道路交通法違反の罪で在宅起訴された元都議・木下富美子被告(55)の初公判が25日、東京地裁(平出喜一裁判官)であった。検察側は木下元都議が2017~21年の4年間で交通違反を12回繰り返し、免許停止処分も過去に4回受けていた点を指摘し、「極めて悪質で法令順守の意識が欠落している」として懲役10カ月を求刑した。判決は2月15日に言い渡される。
起訴内容を認めた木下元都議が被告人質問で語った主な内容は以下の通り。
■無免許運転で都議会に 選挙活動も
《検察側の質問》
――無免許の状態で、昨年4月から原付きに乗り、5月からは車にも乗った。どうしてですか
「6月末に選挙があり、ポスターの貼り替えは車でしかできませんでした」
――6月に車で都議会に行っていたのはなぜですか
「議会出席のための資料を運ぶこともあり、あれもこれもやらなくちゃというなかで運転しました」
――結局、車を使ったほうが便利という気持ちがあったのでは
「分かりません」
――車に乗る必要があるのに交通違反を重ねたのはどうして
「おっしゃるほどたくさんでしょうか。でもやはり私が認識せず乗り始めたのがいけなかった。1回でも違反すれば罰金がつく認識がありましたが、免許停止につながるところまで理解せず安易にやってしまいました」
《弁護側の質問》
――なぜ無免許運転をしたのですか
「再選を目指す選挙が近づき、プレッシャーが相当大きかった。コロナ下で手伝いを集めるのが難しいなか、街頭活動やポスターを貼る活動で運転しました。規範意識が欠けていました」
(朝日新聞の記事から引用)


4年間に交通違反を12回繰り返しているのに、検事の質問には「たくさん違反をしたわけではない」と開き直っているのですから唖然とします
無免許運転常習の悪質な運転者として、是非とも実刑を科してもらいたいものです
これでも、3年半先に予定されている次の都議会議員選挙に立候補するつもりなのでしょうか?
懲役10カ月ですから服役して出所すれば、次の選挙には間に合います。まあ、そのときには木下被告に支援を約束した小池都知事はいなくなっていると予想しますが
そもそも「選挙のプレッシャー」など、無免許運転のいいわけにはなりません。ポスターを貼る作業で車が必要ならタクシーを使えばよいわけで
裁判を迎えてもなお、この人の感覚はズレたままだと分かります。治らないのでは?

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