岡山女児殺害事件を考える 精神鑑定で語った事実
2004年の岡山県津山市女児殺害事件で、殺人罪などに問われた勝田州彦被告(42)に対し岡山地裁が無期懲役判決を言い渡しています
勝田被告は判決を不服として控訴しており、さらには最高裁まで争うつもりなのでしょう。判決確定はまだ先になります
1審判決が出た後に、週刊誌「FRIDAY」が勝田被告の精神鑑定結果について記事を書いています。年末年始は休刊になるため、掲載のタイミングがずれたのでしょうか?
記事は公判の中で行われた精神鑑定結果を巡る鑑定医と弁護人などの質疑が中心です
長文の記事であるため、一部のみ引用させてもらいます。全文を読みたい方は以下のアドレスにアクセス願います
「犯罪は時間潰し…」津山女児殺害被告が精神科医に語った衝撃発言
(前略)
「被告は当時『弁護人から黙秘を勧められている』と話していた。黙秘は当然の権利であり鑑定でも一番最初にそのことを説明する。一方で精神鑑定としてはできるだけ正直に話して欲しい、正しい鑑定を行いたい、とも説明する。その上でもちろん、本人で判断してくださいと伝えた。すると被告は『黙秘するように弁護人からは言われているが、本当は話したいんだ』と言っていた」(医師の証言)
被告は“境界知能”であると言われているが、その影響で迎合するような言動があったのではないか、という質問については「特にはなかった」と回答した。2015年の鑑定時、被告のIQは76。当時は「知的障害があるとまではいえなかった」という。今回の鑑定時、被告のIQは70だった。知的障害の判定基準にあたるIQ69には至っておらず、また鑑定結果として「被告には事件当時も、現在も、法的判断にかかわるような精神障害はなく、人格傾向から今回の事件は全て説明が可能」と述べた。
医師が証言した被告の“人格傾向”とは、性的サディズムや小児性愛などだ。
「かねてより被告は美少女アニメに強い執着を持っていた。被告人自身、アニメを好きだと話しており、実際、詳しかった。携帯電話のなかに、8000枚ほどアニメキャラの画像を保存していると言っていた。漫画も所有しており、大阪の刑務所に入る時に差し入れとして母親に要求していた」(同)
美少女アニメに耽溺していた被告には、性的興奮を覚える空想パターンがあったという。それが“幼い女の子への加害行為”だ。
「白いブラウスを着た少女が苦しむ顔を想像して、胸や陰部を触ったり、刺したり、挿入したりするようなイメージが専門学校に入学するころからあった。実際に鑑定時に本人がそう言っているし、前回の鑑定時にも同じような発言をしていた。
これまでの前科に共通しているのは、年少者が対象であること、自己の性的欲求を満たす目的で反復していること、お腹を殴るなどの強い苦痛を被害者に与えることで、性的興奮を覚え自慰行為をしている」(同)
被告はこうした“空想”を、美少女アニメのキャラクターを用いても行っていたのだそうだ。
(以下、略)
そして勝田被告は精神科医の質問に応じる形で、「津山事件の女の子が今まで遭った中で一番かわいく、刺したいと思った」と述べています
裁判を巡る報道でも勝田被告が熱中した美少女アニメが何であるか、具体名は挙がっていません。ただ、携帯電話に8000枚もアニメキャラの画像を保存していたとなると、考えられるのは「美少女戦士セーラームーン」でしょう。美少女戦士たちが悪の手先に捕まり、殴打されるシーンに勝田被告は興奮したものと推測されます
公判野中で勝田被告は無罪を主張し、警察への自供はすべてウソだと断じていますので、精神鑑定での発言もウソだと言いたいのでしょうか?
しかし、勝田被告は鑑定中、美少女アニメについて熱く語りまくったのではないか、と想像します。警察官相手に語っても無反応で、面白くはなかったでしょうから
精神鑑定がそのまま裁判に反映されるとは理解していても、美少女アニメについて語らずにはいられなかったように、おそらく津山での少女殺害についても語らずにはいれらなかったのでは?
自身の性的嗜好も含め、美少女に対する審美眼というものを誰かに誇示したくてたまらなかった、と
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