飲酒運転事故の梅沢被告 15年前から飲酒運転

千葉県八街市で小学生の児童が飲酒運転をしていた梅沢洋被告のトラックにはねられ死亡する事故を受け、千葉県警は飲酒運転の取締を実施し、毎月60人前後を検挙しているのだとか。それだけのドライバーが当たり前のように酒を飲んで運転している実態に、頭がクラクラします
見つからなければいい、捕まらなければいい、との感覚なのでしょう
これでは飲酒運転による死亡事故が繰り返されるのは当然、と言えます
さて、公判が続いていた梅沢洋被告ですが、次回1月17日で論告求刑と最終弁論があり、結審します
12月1日に行われた第3回公判の模様を伝える記事がありますので以下、引用させてもらいます


八街市で6月、下校中の市立朝陽小児童5人が飲酒運転の大型トラックにはねられ死傷した事故で、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)の罪に問われた運転手、梅沢洋被告(61)の第3回公判が1日、千葉地裁(金子大作裁判長)であり、検察側の被告人質問が行われた。被告は昨年2月ごろから飲酒運転をするようになったと供述。飲酒運転の認識については「悪いとは分かっていたが、自分は大丈夫って気持ちがあった思う」と述べた。次回は1月17日で、検察側の論告求刑などがあり結審する予定。
飲酒運転を始めた理由を問われた被告は「最初は友だちともめて夜通し飲み、そのまま仕事にいったことがきっかけ」と説明。昨年2月ごろには仕事中にも飲酒するようになり「(仕事の)相手先にイライラがあり、酒に逃げた。飲むと落ち着き、イライラしなくなった」と述べた。
事故当日に飲酒したとされる幕張パーキングエリア(PA)では「それまでも週1、2回酒を飲んでいた。(トラックの)外から見られないよう、隠れるように飲んでいた」と供述。「(当日も)軽く考えていた。ストレスがない訳ではなかったが、封を開けてしまったので飲みたかった」とした。検察側の「日常的だったのでは」との指摘は否定した。
飲酒運転について問われると「凶器が走っているのを同じ。甘っちょろい考えでやってしまった」と答えた。「子どもたちや家族の夢を全部奪い去った。被害者の母親は体の半分を取られた気持ちでいるだろう。『許してください』と言っても許されるものでは絶対にない」と謝罪した。
(千葉日報の記事から引用)


朝日新聞の記事では、「被告は約15年前から3~4カ月に1回の頻度で飲酒運転をしており、昨年2月ごろ以降は週2~3回に増えていたと(検察の質問に対して)認めた」と書かれています
検事の「日常的に飲酒し、運転していたのではないか」との指摘は否定しているのですが、実際は毎日飲酒し、運転していたのでは?
ストレスがあったとかなかったではなく、アルコール依存症であり、飲酒せずにはいられない状態だったのではないかと推測します
公判でのやりとりを記事にしていただけるのは有り難いのですが、公判以外の部分はどうなっているのか、伝えてもらいたいものです。前回も書いたのですが、梅沢被告を雇用していた会社は事故の責任をどう受け止め、対応しているのか?
勤務時間中の事故であり、会社側も梅沢被告が飲酒運転を繰り返していると承知していたのですから、「知らなかった」では済まされません
論告求刑で検察がどれくらいの量刑を考えているのか、予想するのは困難です。被害者の数、常習を疑われる飲酒運転の態度など、勘案して求刑するのでしょう。17日の公判に注目です

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