中国アニメの自信作「刺客伍六七」がダサい
中国アニメを取り上げる機会が多くなりました。それだけ、数多くの作品を生み出すとともに海外展開を推し進めており、日本人の目に触れる機会も増えたからです
ただ、何度も述べているように日本のアニメーション作品と比べると数段クオリティが低く、話も単調すぎて幅がなく、人物描写も深みに欠けます。要するに「魅力がない」のです
日本の一部評論家、ジャーナリストはしきりに中国アニメが凄いと発言しているわけですが、TVアニメにしろ劇場版にしろ、日本でヒットした作品はないのが現実であり、世界一うるさいアニメファンが集まる日本では評価されていません
中国メディア「人民網」は中国政府が直線運営するメディアです。その「人民網」が中国アニメ「伍六七(シザー・セブン)」を猛プッシュしている記事を取り上げます
中国アニメ「伍六七」、胸を張って海外進出
中国のオリジナルアニメ「伍六七(シザー・セブン)」の英語、スペイン語、フランス語、日本語の4ヶ国語の吹き替え版、さらに、29言語の字幕版が現在、約190ヶ国・地域で配信されている。そして先ごろ米動画配信大手・Netflix(ネットフリックス)での配信も始まった。中国青年報が報じた。
中国アニメは近年、自国のアニメファンを楽しませるだけにとどまらず、胸を張って海外にも進出している。「伍六七」のほかに、「ナタ~魔童降臨~(原題:哪吒之魔童降世)」や「西遊記 ヒーロー・イズ・バック(原題:西游記之大聖帰来)」などの作品も海外で公開され、中国アニメが世界に羽ばたいている。
鮮明な中国の要素を備えながら世界に通じるスタイルで描写
「伍六七」について、ネットフリックスのアニメ担当者は、「製作クオリティにも、独特のストーリーにも、強いインパクトを感じた。世界中のアニメファンが共感を覚え、ヒットすると信じている」と自信に満ちたコメントを寄せている。
「伍六七」は、主人公の伍六七が、失った記憶を必死に取り戻そうとする姿を描いている。伍六七が、人助けをしたり、記憶を取り戻す努力をしたりしながら、愛を通して、憎しみや偏見を克服していくストーリーだ。
「伍六七」のシーズン1「刺客伍六七」は、2018年4月に中国で配信が始まり、再生回数は10億回を超えたほか、コミュニティサイト・豆瓣のレビューも8.9ポイントと、好評を博した。シーズン2の「伍六七之最強ヘアデザイナー」は2019年10月に配信され大ヒット。第25回上海白玉蘭賞の最優秀アニメ作品、最優秀アニメ脚本にもノミネートされた。「伍六七」シリーズの監督、脚本を担当した何小瘋氏は、「『伍六七』は、中国の市場での『テスト』に合格したうえで、海外進出した作品」と話す。
近年、世界に進出する中国アニメがますます増えている。不完全な統計ながら、2018年以降、少なくとも中国アニメ約20作品が海外進出したり、海外進出の計画を発表している。中国国家広播電視総局の范衛平副局長は、「世界は今、中国アニメに注目している。中国アニメは今まさに国際市場に溶け込もうとしている。中国アニメは今、高い品質の発展、国際競争に深く参加する発展の段階に突入している」との見方を示す。
どのようなストーリーなら、海外のアニメファンの心を捉えることができるのだろう?「伍六七のプロデューサ」ーを務めた、啊哈娯楽の鄒沙沙・最高経営責任者(CEO)は、「中国アニメが海外進出するためには、ヒューマニティ、文化、美的センスの3つの面を世界に合わさなければならない。ストーリーに中国文化を盛り込み、鮮明な中国の要素、地域的特色を備えながら、それをグローバル化したスタイルで描写し、世界に通じる美的センスで、中国の文化をそこに包み込み、一人でも多くの海外の視聴者に今の中国を理解してもらわなければならない」との見方を示す。
「海外進出」のためには一層のコンテンツ重視が必要
中国アニメは現在、海外市場で一層認められるようになっているものの、興行収入が絶好調で大人気になっている中国国内市場と比べると、そのフィードバックにはまだ一定の差がある。アニメーション映画「西遊記 ヒーロー・イズ・バック」や「紅き大魚の伝説(原題:大魚海棠)」などは、中国で記録的な興行収入となったものの、その興行収入をそのまま海外に波及させることはできなかった。また、「ナタ~魔童降臨~」は、北米市場で公開された当初、ネット上で翻訳をめぐる議論が起きたこともある。
では、どのように中国人にも、世界の人にも共感を覚えてもらえる中国アニメを作ればいいのだろうか?
中国文聯電影芸術センターの饒曙光センター長は、「中国国産アニメや映画などの文化商品は慎重に海外進出を進めなければならず、海外市場に合わせすぎて、二兎を追うものは一兎をも得ない状態は避けなければならない。つまり、中国アニメが『海外進出』に成功したいのであれば、コンテンツそのものを重視しなければならないということだ。本当に優秀なコンテンツというのは世界共通なのだから」と指摘する。
(以下、略)
長文の記事ですが、大した中身はありません
たとえば文中にある「伍六七」のプロデューサー氏の言う「中国アニメが海外進出するためには、ヒューマニティ、文化、美的センスの3つの面を世界に合わさなければならない。ストーリーに中国文化を盛り込み、鮮明な中国の要素、地域的特色を備えながら、それをグローバル化したスタイルで描写し、世界に通じる美的センスで、中国の文化をそこに包み込み、一人でも多くの海外の視聴者に今の中国を理解してもらわなければならない」など、失笑するしかありません
「中国人がヒューマニズムを語るのか」と突っ込みたくなります。そして文化や美的センスも欠いているのに、何を言うのやら。「世界に通じる美的センスで中国の文化をそこの包み」の下りなど、悪い冗談にしか聞こえません
論より証拠で、「刺客伍六七」を御覧ください
「刺客伍六七」
中国では人気のアニメなのでしょうが、自分には「NARUTO」劣化コピーに見えます。もうその時点で低評価しかできません
これで「世界に中国文化を知らしめる」などと宣言するのは恥ずかしすぎでしょう
このアニメのどこに美的センスがあるのかも疑問です。
多分、「NARUTO」のような忍者アクションをやりたくて作ったのだろうと思いますが、発想がチープすぎます
Netflixで公開されているようですが、わざわざ有料で視聴する者がどれだけいるのやら
確かに「優秀なコンテンツは世界共通」ですが、劣化コピーは通用しません
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