墨田区女子高生殺害 小森夫婦の公判はまだ

今年8月末、東京墨田区に住む女子高生鷲野花夏さんが、群馬県の夫婦に誘い出され、山梨県内の物置小屋で殺害された事件を取り上げます
逮捕後、しばらくは新聞や週刊誌も取り上げていたのですが、その後は続報がないままです
逮捕された小森章平容疑者(27)と妻の和美(いずみ)容疑者(28)とも鷲野さん殺害を認めていましたので、起訴から公判へと滞りなく手続きが進むと思いきや、そうもいかないようです
10月12日に報じられた、小森夫婦を殺人事件で起訴した後に未成年者誘拐容疑で再逮捕した、との報道を引用します


東京都墨田区の女子高校生(18)が行方不明になり、山梨県内の小屋で遺体で見つかった事件で、女子高校生を連れ去ったとして、警視庁向島署捜査本部は12日、未成年者誘拐容疑で、群馬県渋川市渋川の無職、小森章平被告(27)と妻、和美(いずみ)被告(28)=いずれも殺人罪などで起訴=を再逮捕した。逮捕は3回目。
再逮捕容疑は、8月28日夕方、東京都墨田区内のコインパーキングに女子高校生を呼び出し、乗用車で連れ去ったとしている。
捜査本部によると、和美被告の会員制交流サイト(SNS)のアカウントで、女子高校生に脅迫するメッセージを送り、「10~15分くらいで話は終わる」「私も1人だから、あなたも1人で来なさい」などと噓を言って呼び出し、夫婦で連れ去ったという。
3日後の同月31日未明、山梨県早川町の物置小屋で、女子高校生の遺体が見つかった。夫婦は当初、殺害を認める供述をしていたが、章平被告は「弁護士が来てから話します」とし、和美被告は黙秘に転じた。
(産経新聞の記事から引用)


また繰り返し書きますが、未成年者誘拐の上に殺人となれば被害者が1人であっても死刑が求刑されるケースがあります。小森夫婦に事件当時、そんな重大な犯罪をやっている自覚はなかったのでしょうが
記事にあるところの、「弁護士が来てから話す」という対応も事の重大さが分かっため迂闊にはしゃべれない、と判断したからなのでしょう
裁判になれば章平被告の方が、「妻が犯行を主導し、自分はそれに従っただけ」と言い出すのかもしれません
あるいは和美被告の方は、「夫が女子高生と浮気をしているのが許せなかった」とし、責任を章平被告と殺害された被害者に押し付けようとするのかもしれません
ただ気になるのは最近の裁判で、「LINEをブロックした」被害者の側にもある程度の責任があった(事件のきっかけをつくった)かのごとく裁判官が判断し、量刑に手を加えているところです。静岡の女子大生殺害事件も被害者に何の落ち度もないと考えられるのですが、「LINEをブロックした」というだけで無期懲役の求刑に対し懲役20年の判決が下されています
裁判官個々の考え方、受けとめ方の違いと言えばそれまでですが、本件でも章平被告とSNSでやり取りを重ねていた被害者の側にも落ち度があったとされ、量刑に反映される可能性があります
犯行現場も使用した凶器も明らかで、被告2人は殺害を認めている事件です。取り調べが難しい要素はないように映るのですが、どうなっているのでしょうか?
検察とすれば夫婦の犯行への関与度合いで差をつける必要はなく、2人に対し無期懲役を求刑する事件だと思うのですが

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