マスク拒否男 マスク拒否貫く理由
マスク拒否男として有名になった奥野淳也被告の近況を報じた記事が日刊ゲンダイにありましたので、取り上げます
最近の奥野被告の動静としては8月にツイッターの更新があり、「オリンピックの観戦チケットを持っているけど、マスク着用が義務つけられているんだろうな」と発言しているのが確認されただけで、自分が知る限りメディアは彼を取材していなかったようです
新型コロナ関連のニュースの中でも、昨年9月にノーマスクを理由に航空会社「ピーチ・アビエーション」が乗客を強制降機させた事件はインパクトが強かった。当事者の奥野淳也さんは、今年1月に本件に関して威力業務妨害、航空法違反などの疑いで、4月にも飲食店でのトラブルで逮捕された。新たな変異株「オミクロン株」が蔓延の兆しを見せる今、奥野さんを直撃した。
東京・上野。奥野さんと待ち合わせたのは駅から徒歩3分ほどのレンタル会議室だった。約束の少し前にノーマスクで現れ、「マスパセ マスク未着用途中降機乗客」と記した名刺をもらった。
「『マスパセ』は、昨年9月7日の強制降機の2日後から始めたツイッターのハンドルネームで、マスク・パッセンジャーの略です。毎日ではありませんが、新型コロナやマスク、ワクチンに関する私の所見を発信しています」
奥野さんはピーチ・アビエーション(以下、ピーチ)事件の後も、長野県のホテル、千葉県の飲食店をノーマスクで利用しようとしてトラブルになっているだけに、エキセントリックな人物かと思っていた。だが、意外なほど物腰は柔らかい。
「人は話せばわかることって多いんです。ところが、ピーチの件も『機内で暴れた』『警官に引きずり下ろされた』なんて誤った報道が多く流れ、いわれなきバッシングを受けました。当日、私がマスク装着の有無を巡って他の乗客と言い争いになった際は、客室乗務員に制止依頼をしており暴れていません。新潟空港でも警官うんぬんは間違いです」
ピーチ事件は、昨年9月7日、北海道・釧路空港から大阪・関西空港へ向かったピーチ機内で起きた。出発後、ノーマスクの奥野さんに他の乗客から客室乗務員へクレームがあり、担当乗務員から「お願い」されたが拒否したことで口論となり、機長が新潟空港に臨時着陸。奥野さんは降機し、翌日、電車で関西の目的地へ向かった。
「私が問題視するのは、ピーチの対応です。搭乗前ならいざ知らず、搭乗機が出発してから、本来任意であるはずのマスク装着を『お願い』に名を借りて強制したこと。詳細は、5月に追起訴された千葉事件とともに大阪地裁で刑事裁判が予定されており、その中で明らかにしていくつもりです」
大阪地裁に裁判が係属しているのは、ピーチ本社が大阪府内にあるためで、現在、公判前整理手続き中で初公判は未定という。
■新型コロナは、ウイルスそのものの脅威よりもむしろ社会の病
そもそもなぜ、奥野さんはマスクをしないのか?
「逆に、なぜ社会はマスクを強制するのですか?新型コロナは被害が過大に強調されていて、現実とはかけ離れているように思います。マスクによって、飛沫の飛散防止効果が一定程度はあるでしょう。しかし実際どれだけ役にたっているのか、その効果をどのように評価するかは人それぞれです。ワクチン接種もそう。副反応リスクをどう考えるか、接種するかしないかは個人の自由であるはずなのに、今の社会はあの手この手で実質的に強制してしまっています。新型コロナは、ウイルスそのものの脅威よりもむしろ社会の病ではないか? と思います」
未解明の部分が多いだけに慎重にも慎重を期して予防対策を行うのが最善と思うが?
「各自ができる範囲で予防したらいいとは思いますが、全員参加のボランティア強制はおかしい。人々は新型ウイルスの恐怖や不安に駆られたら、大切な個人の自由や権利をかくも簡単に手放すのかと。特に日本は、直接の法的規制は少なくても、国民が相互に監視して手を縛り合う中で、『お願い』や『要請』があたかも義務であるかのように浸透してしまうのが特徴です。マスクをしていても、してなくても息苦しい世の中になりました。ワクチン? もちろん、私は打ちません」
(日刊ゲンダイの記事から引用)
コロナウィルス感染症により日本では1万8千人を超える死者が出ているのが現実であり、決して無視できる数字ではありません。社会の病とか一部の人達による妄想ではなく、現実にある脅威でしょう
しかし、奥野被告は自身が感染せず発病していない以上、これを脅威と認める気はないようです
ただ、1人の不用心な者が他者を感染させる危険があるわけで、これが感染症の怖さです。奥野被告にはコロナウィルスが感染症であるという事実が理解できないのでしょうし、理解したくもないという素振りが感じられます
東大の大学院にまで進んだ自分が博士号を与えられなかったとして世の中を逆恨みし、世の人々に噛みついてウサを晴らそうという「ちっちゃい人」だな、という感しかありません
これまでも書いたように奥野被告には発達障害があり、マスクをかけて生活するのに耐えられない事情があるものと察します(厚生労働省も発達障害など、病気や障害が原因でマスク着用が困難な人がいると、注意を促しています)
ならばそれを周囲に丁寧に説明し、理解を得る方法もあったでしょう。マスクが着用できないのなら、代替する手段を採り、他者へ感染させない配慮を自分はしていますとアピールして
しかし、本人がそれを拒否し、むしろマスクを敵視して騒動を故意に起こそうとしているように映ります。世間一般から「なんだ、あいつは」と言われるのはやむを得ません。皆が皆、奥野被告の抱える事情を理解しているわけではないので
一連の事件の裁判がどうなるかは不明ですが、「息苦しい世の中」にしているのは「自身の振る舞いに原因がある」とは思いもしないのでしょう
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