ヒステリックブルーのナオキ 懲役1年2か月の実刑判決
人気バンド、ヒステリックブルーのギタリストとして活躍していた赤松直樹は強姦事件を起こし、懲役12年の刑で山形刑務所に収監されました。刑務所を出所後、現在の妻と結婚し苗字も二階堂に改め、再出発をしたはずです
しかし、埼玉県内で深夜帰宅途中の女性を尾行し、体を触ろうとした際に女性が転倒し怪我をする事件を起こし、逮捕・起訴されていました
二階堂被告は一貫してわいせつの意図はなく、強制わいせつ未遂罪には該当しないと裁判で争ってきました。二階堂被告の言い分としては、埼玉県迷惑防止条例違反(痴漢未遂)で罰金刑が相当だというものです
しかし、今日の判決では二階堂被告側の主張を退け、懲役1年2か月の実刑判決を言い渡しています
ヒステリックブルー元メンバーに強制わいせつ未遂罪で実刑判決
解散したロックグループ「ヒステリックブルー」の元メンバーが、埼玉県朝霞市の路上で20代の女性にわいせつな行為をしようとした罪に問われた裁判で、さいたま地方裁判所は懲役1年2か月の実刑判決を言い渡しました。
解散したロックグループ「ヒステリックブルー」の元メンバーで甲府市の二階堂直樹被告(42)は、去年7月、朝霞市の路上で20代の女性にわいせつ目的で後ろから近づき、手で口を押さえたとして強制わいせつ未遂の罪に問われました。
検察が、懲役1年6か月を求刑したのに対し、弁護士は、一瞬触れようとしただけでわいせつな行為にはあたらないなどとしたうえで、強制わいせつ未遂罪が適用されたとしても執行猶予が相当だと主張していました。
24日の判決でさいたま地方裁判所の任介辰哉裁判官は、「現場は街灯が少なく人通りがまばらで、被害者の口をふさいだり後ろから襲ったりしていることなどを総合的に判断すると、被告は継続的に被害者を触ろうとしていたと推認できる」と述べました。
そのうえで、「わいせつ行為は未遂だったが、被害者に与えた恐怖とその後の生活への影響は大きい。被告は自首し、被害者と示談が成立しているが実刑はやむをえない」として、懲役1年2か月を言い渡しました。
(NHKの記事から引用)
すでに書いたところですが、逮捕された後に二階堂被告は月刊誌「創」の篠田編集長に対し「誤解があった。逮捕されるような重大事件ではない」としきりに弁明し、ちょっとした痴漢未遂事件だと矮小化するかのごとく伝えています
二階堂被告の言い分通りなら、罰金刑で済む事案です
しかし、被害を受けた女性は二階堂被告との示談には応じたものの、彼の「大した事件ではない」との主張に反感を覚え、「厳しく罰せられるべき」だと申し立てを公判で行っています(書面で)
夜道で背後から襲いかかられ、口を塞がれた時の恐怖というものが男性である二階堂被告には理解できなかったのかもしれません
そして「大した事件ではない」との主張も、性犯罪者特有の認知の歪みそのものでしょう。どう見ても性犯罪であり、再犯です
二階堂被告は、「再び性犯罪に走った自分」を認めたくなかったとも推測できます
夜道で痴漢行為などせずとも人は生きていけるのであり、なぜそんな異常な行動に走ってしまったのか、よくよく刑務所の中で考えるべきでしょう
なお、有罪判決が確定した場合、逮捕から拘置所に勾留されていた未決収容期間が服役したものと見なされますので、実際の服役期間は1年2か月より短くなります
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