女児5人にわいせつ行為 元自衛隊員に懲役11年の判決

海上自衛隊鹿屋基地に勤務していた元2等海曹上園大作は5人の女児に対する強制性交や強制わいせつ、児童ポルノ法違反などの罪で起訴されていました。鹿児島地裁は上園被告に対し、懲役11年の実刑判決を言い渡しています
当然ですが、自衛隊では懲戒免職処分を受けています。逮捕時の報道では現職の自衛官扱いだったため、「なぜ免職にしないのか」との声が多数あったわけですが、起訴されるのを待って懲戒免職処分にしたようです。
山口県での事件は上園被告が岩国基地勤務時に起こしたもので、家族同士交流していた知人の娘に手を出すという鬼畜の犯行です
以下、逮捕時の報道と判決時の報道を引用します


公園のトイレで小学生女児を裸にして撮影したなどとして、鹿児島県警は3日、海上自衛隊鹿屋航空基地第1整備補給隊に所属する2等海曹、上園大作容疑者(44)=別の女児に対する強制わいせつ罪で起訴=を、わいせつ目的誘拐や強制性交等未遂などの疑いで再逮捕し、発表した。「女の子に興味があり、欲望を抑えきれなかった」と容疑を認めているという。
県警によると、上園容疑者は5月5日ごろ、鹿児島県内の公園のトイレで、県内の小学生女児を裸にして撮影するなどし、10月20日ごろには、1人で遊んでいた同じ女児に「一緒に遊ぼう」と声をかけ、自分の車に乗せて約2時間連れ回し、車内でわいせつな行為をしようとした疑いがある。女児にけがはなかった。
上園容疑者は今年7月に県内の駐車場で、別の女児を自分の車に連れ込み、体を触るなどしたとして11月6日に強制わいせつ容疑で逮捕された。上園容疑者の供述や、県警が同容疑者の自宅から押収したパソコンなどの解析から、今回の容疑が浮かんだという。
(朝日新聞の記事から引用)

女児5人に強姦や強制わいせつ 元自衛官に懲役11年
山口県と鹿児島県で計5人の女児に触ったり、性的暴行を加えたりしたとして、強制わいせつや強姦(ごうかん)などの罪に問われた海上自衛隊鹿屋航空基地の元第1整備補給隊2等海曹上園大作被告(44)=同県姶良市西餅田=の判決公判が26日、鹿児島地裁であった。岩田光生裁判長は「極めて卑劣な犯行」などとして、懲役11年(求刑懲役13年)の実刑を言い渡した。
判決によると、上園被告は2011年7月~12年1月、山口県内の当時の被告宅などで女児(当時8~9歳)1人に対し、4回にわたって性的暴行を加えた。19年5月~10月には、鹿児島県内の公園のトイレや乗用車の中などで、女児計4人(7~11歳)の着衣を脱がせて体に触ったり、携帯電話で撮影したりした。
岩田裁判長は強姦について、女児の遊び相手となり家族と交流する中で繰り返されたとし「信頼や(女児の)未熟さにつけこんだ極めて卑劣な犯行」と指摘。強制わいせつなどについても、女児らと遊ぶ中で一連の犯行に及んだとし「常習性は顕著で、いずれも悪質」と述べた。
(朝日新聞の記事から引用)


2011年に犯行があり、その後は2019年の事件まで強制わいせつ事案に走らなかったのかは不明です。警察が立件しないだけで、隠された犯行があるのかもしれません。上園被告のパソコンに女児の写真が多数あったとしても、被害者を特定しないことには強制わいせつや強制性交として立件できないのですから
上述のように8年間、性犯罪に及んでいない空白の期間があるというのはちょっと信じがたいものがあります
さらには求刑が懲役13年で、判決は11年です。2年も割り引いた理由があるのかも気になるところです
「悪質な犯行」と言うなら懲役13年でもよかったのでは?
上園被告は2011年当時の自身の行動を犯罪であると認識していたはずですし、捕まったり懲戒処分を受ける可能性も考えたはずです。それでも治療を受けるという選択はせず、2019年には公園で遊ぶ女児に手を出しており、まったく救いがたい感があります
懲戒免職で退職金も出ない身としては、被害者への慰謝料支払いもしていないのではないでしょうか?

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